【駅前に】丸亀市「福島遊郭」と「西平山町新堀遊郭」を一気見!【2遊郭!】(1)

全国裏探訪取材班は、うどん県骨付き鳥市こと、香川県丸亀市にやってきた。瀬戸大橋を渡って丸亀駅で下車したんですけどね。駅前はこんな感じだ。

「人権尊重宣言都市」

早速こんな感じで人権看板がお目見え。やっぱり四国って島国の島国だったりするんで閉鎖的で我々の様なよそ者は排斥するんでしょうかね。

「JR丸亀駅」

駅はこんな感じでJR四国のくせに、それなりに近代化されているんですよね。ちなみにこれは繁華街の南口。

「ikkaku 一鶴」

そんで、北口に廻ったら骨付き鳥市の筆頭の一角の本店が居座っていたりする光景だ。

この図が、丸亀駅から見た北口側の案内図なんですけど、ちょうどこの図の中央の港湾を挟んで左右に、それぞれ「福島遊郭」と「西平山町新堀遊郭」があったのだという。なるほど、駅前に2つも遊廓があったのか。

現在の航空写真で見て行くとこんな感じのイメージだろうか。確かに丸亀駅近辺に2つも遊廓があるな。

ちなみに、JR丸亀駅前のオンボロバラック神社「一寸島神社」もこの福島遊郭地区にあるんですよね。見ていない方はこちらからどうぞ

駅を降りるとこんな感じでさっそく物件が出現する。これかぁ。なかなか趣があるじゃないか。ここは福島遊郭サイドなんで先ずはこっちから見て行きましょうかね。

玄関はこの通りの豪華絢爛振りで、重厚感が溢れている。このダイヤが重なったような意匠の中にも細かなデザインが施されいい感じだな。玄関こそアルミサッシになってしまっているが、それもシックなのをチョイスしているので違和感はない。

 

玄関隣にある三連のアーチ窓も頗るいいな。防犯対策か柵がはめられているがステンドグラスがまた素晴らしい味を出す。中央上には船も描かれここが港町と言うのを想像させる。夜になったら怪しいカラフルな光が漏れていたんでしょうね。

ちなみにこの前の通りは前述した「一寸島神社」の参道になっている。

取材班は地元民に話を伺うことが出来た。当時の様子は戦後すぐはこの辺は外地から引き揚げていた傷痍軍人とか、高松の空襲で家を無くした未亡人とかが集まって来ていたという。

まぁ、確かに一寸島神社のバラックなんかを見てもその辺は信憑性がある。で、その地元民曰く、その未亡人とかがこっそり私娼として商いを始めていたらしい。

 

元々遊郭だったという事もあり、戦後からしばらくの間は大いに栄えたのだという。ただ、治安はそこまでよくなかったらしい。バラックもあるぐらいですからね・・

「フクシマ」

さて電信柱を見上げるとこのように福島の名前がしっかりと刻まれている。それもそのはずで、現在の行政区分(住所)でも丸亀市福島町という。

で、この福島遊郭の町割りなんですけど、今でも長細い敷地が継承されている。当時はこの辺ズラッと遊郭物件が並んでいたに違いない。

さて次回も、この辺の界隈をぶらぶら散策していきましょうかね。

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(2020)