全国裏探訪取材班は、北海道は小樽にやってきた。小樽と言えばどう言ったイメージがあるだろうか。カニを始めとした海鮮?それとも運河?ガラス工芸?六花亭?石原裕次郎記念館?ちなみに裕次郎記念館はもう潰れましたが、読者様々なイメージがあると思われる。
「小樽駅」
まあ、この小樽は札幌がここまで大きくなるまでは北海道の玄関口として相対的に大都市であったとこは確かな事実だ。ほら北のウォール街とも言われてたりしたし。
その歴史は運河にあるこの倉庫群を見ればおわかりいただけるだろう。明るい歴史ばかりじゃ無いけど、、
当然文明開花を迎えていた日本は、生活や労働の他に娯楽という産業も出現していくことになる。小樽嵐山新地の飲み屋街などなど。
で、大都市には浅草花やしきのように遊園地が誕生してくるんですけど、実はここの小樽にもそんな遊園地があったらしいんですよね。それが今回の目的地だ。
「↑余市 16km 1km オタモイ→」
小樽市街地から車で国道5号、通称羊蹄国道を北上する事大体10分くらいでこんな感じで郊外になって来ますよ。
「中央バス おたもい入口」
で、さっきの看板の都市名として余市とかは有名なんでわかるんですけど、このオタモイってなんですかね?本土には無い奇異な発音だと思われるんでアイヌ語でしょうか。
「オタモイ一丁目34」「オタモイ海岸」
そうそう。このオタモイの語源を調べたんですけど、この“オタ”と言うのは“砂浜の”と言う意味で“モイ”と言うのは“入江”と言う意味らしい。ちなみに、この地の小樽(オタル)と言うのもアイヌ語が転訛した言葉だと言う。
で、このオタモイと言う場所、なんか廃アパートとかあってとてもじゃ無いけど遊園地なんて雰囲気では無いな。大丈夫か?
半信半疑ながら一本道を進んでいくと・・
「この先、土砂くずれが発生 する箇所がありますので 通行には十分御注意ください。 小樽市建設部維持課」「ニセコ積丹小樽海岸国定公園 オタモイ園地 環境省 北海道」
このような看板が。オタモイ園地。これは確からしい。それにしても道が傷んでんなぁ。
そんで。ヘアピンカーブをいくつも曲がりながら現場へと到着した。現場は人っ子一人いない感じだ。昼でもあるのにあたりはシンとしていて不気味な雰囲気につつまれる。いかにも自殺スポットらしい。
「当代一を誇った夢の里 オタモイ遊園地跡」
なんだよ!自殺スポットで遊園地なんてガセか!?って思っているとここがオタモイ遊園地だったという案内看板がある。なるほどぉ〜ここかぁ。
ここがオタモイ遊園地の入り口だったらしい場所。今でも竜宮城への入口よのうな意匠の工作物が残っている。さて、次回はこの先も見ていきましょうかね。「オタモイ遊園地」ってどんなとこだったんでしょうか。
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(2020)