【背徳の】三重の桃源郷「渡鹿野島」を現地取材する。【売●島】(6)

全国裏探訪取材班は、前回から引き続き現在の「渡鹿野島」の様子を見て行こうと思っている。かつてはどんな島だったのか。歴史も振り返りながら探訪は続く。

「フードショップ ちゃのみ」

島のいくつかの商店のうちの一つ。この物件は一番アクティブじゃないかと思われるのだが、「ちゃのみ」とはなかなか脱力系の名前だな。茶飲み友達みたいにうだうだやるんですかね。

で、ちゃのみまで出てくると、そこは渡鹿野島のメインストリートだ。一番人通りが多いのだろうが一時間に10数人行き交えばいいところだろうか。

N氏が上陸した20年前当時は昼夜とわず人で向こう側が見えないくらい賑わっていたのだという。男、男、女、手を繋いだ男女の即席カップル、男、女、また即席カップル・・・相当の数が入り乱れていたようだ。話を聞くと島内S○✕パーティーだなこりゃw

「四万十」

メインストリートには四万十とか言うスナックの残骸もありますよ。そういや、この島で最初に管理売●が始まった流浪の4人の女も四国から来たんだよな。四万十って四国の清流の名前ですよね。偶然かそれとも故郷を偲んでか。

その四万十やらの中を覗いてみる。そこは透き通った清流とは程遠い暗く埃っぽい陰気な空気が漂っていた。まさに、空気の濁流か。当然元置屋だったことは言うまでもない。

さて取材班はまた路地へと入っていく。

この物件なんかも、現在は何の変哲もない商店に見えるのだが、最盛期はなんと大人のおもちゃの店だったのだという。想像もつかないな。で、ここを通り過ぎた初老の男性に話を伺うと一時期はヌードスタジオも営業していたのだという。

やはり管理●春が栄えた一時期は、この島の産業はほぼ全て性産業への転換を迫られたのか。そもそもそっちの方が安易に儲かったのか。

 

「八重垣神社」

路地を奥まで行くと、この渡鹿野島の守り神八重垣神社へと連なる。取材班とN氏は畏怖を感じつつも結界内に入らず会釈の実で済ませる。触らぬ神に祟りなし。

「この島は暴力 めいわく行為を許さない 鳥羽警察署 渡鹿野島防犯自治会」

同じ道を通るのも面白くないので、違う道を通りメインストリートへと出て行こうと思う。

 

すると今度見えてきたのは、ヤマダ電機のようなレモンイエローの物件。これはあまりにも有名な●春の置屋。もとい、スナックだ。

「SNACK 青い鳥」

何故有名かと言うと、この物件こそ流浪でやってきた4人の女のうちの1人岡田雅子が経営していたスナックに巧く見せかけた、置屋「青い鳥」だ。

「Paradise」

全盛期は10数件の置屋があったようだが、この青い鳥こそが元祖本家本元。渡鹿野島を一大管理●春島「渡鹿野島」まで築き上げた女君主岡田の一番初めの居城だった。パラダイスも岡田の持ち物だったと言う噂だだが、今では貸物件として格安で叩かれているのが何とも無残だ。

そんな彼女の物語はまだまだ続く・・・

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(2019)