【第二の】九州最後の炭鉱「池島」の現在を見る。〈郷地区スナック街〉【軍艦島】(14)

全国裏探訪取材班は「郷地区」のメインストリートを南側の高台の方に上り「スナック街」の方まで歩いてきた。ここはまさに死んだ歓楽街の様相を呈している。

郷地区のメインストリートの高台側にはかつての歓楽街「スナック街」がある。すでに一般的なサラリーマンの2倍と言われた坑夫たちの姿は当然ない。取材班は空撮によって緑に覆われかけている姿を捉えた。さ、取材班本体は地上を進むとする。

見事な朽ち具合。やはりスナック街エリアに入ると一般的な民家のような塀はなく、かつての歓楽街の雰囲気はする。

誰がどう見てもスナック跡だ。ここは池島港や頂上の鉱員住宅から、少し距離があり離れている。この丁度よい距離感がさらに大人のお楽しみスポットの雰囲気を増幅させる気がするな。ま、今となってはそんな街も死んでしまったのだ。

ほらこの通り。死んでいる。ちなみにこれはパチンコ店跡。インターネットもDVDもスマホもなかった時代娯楽と言えばやっぱりパチンコなわけで・・

スナック街奥のアパート?しかし2階部分が怪しい出入り口だ。往時意気揚々と登っていく坑夫の姿が見えるな。いい時代だな。

万年煙突だろうか臭い消しのパイプだろうか。もれなく蔦が覆いまくっている。

坂道が一番急になる部分も両側がスナック。リアルジブリ感あふれるその街は朽ち果て寸前。これは次の10年後も取材しないとな。ビフォーアフター。

スナック「千代」跡。看板が取れたが名前はドアにも書かれている。

 

スナック「マキ」このマキは最後まで営業していたと、地元の住人が教えてくれた。確かに一番傷みが少ない。

この通り今でも薄く「マキ」の文字が残っている。しかしこの四角い看板。怪しいですね~

さらに上に行くと「旅館美松」がある。出入り口の案内も兼ねた番台のような造りも風情がある。

ガラスは飛び散り当然廃墟、既に泊まることは不可。

 

美松内部。放置プレイやな。

向かいのスナックもこの通り。また別の植物に這いつくばれ蝕まれているな。上の屋根部分もぼこぼこになり倒壊の危険すらある。

ある程度、高台を登りもう終わりかな。と思うと最後らへんにありましたよ。さらに怪しいお店が・・いかにもな長細いシャッターが怪しさをさらに増幅しますね。

一部割れているが恐らく「18才未満の方入店お断り」の札が。

 

奥をのぞき込んでも7割が朽ち果て、何の店かが想像するしかないわけだ。

北側が倒壊していない部分があったので、少し覗いてみる。

もう荒れ放題だな。向きを変えてみる。

池にも怪しい店内だが、当時ここで何が行われていたのかは、取材班は知る由もない。

歓楽街の紹介も終わり、池島探訪も終わりに近づいてきたな。今日は疲れたのでこの辺で・・

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(2018)