【標高500m】関西のマチュピチュ「茨木台ニュータウン」【限界集落】(4)
全国裏探訪取材班は、大阪府茨木駅より1時間以上かかる新興住宅地京都府亀岡市にある「茨木台ニュータウン」に足を踏み入れた。今回はニュータウン内を散歩しながら様子をお伝えしていきましょうかね。激安物件あれば買ってもいいかもしれないしw
そういえばまだ茨木台ニュータウンの住所しか概要をお伝えしてなかったので、ここで簡単な沿革を記載しておく。そもそも、茨木台と言うのは、京都府亀岡市と言う立地から正式な名称ではない。
あくまで、バブル絶頂期の1980年、当時ここを分譲するときに接待された愛称として「茨木台」と呼称されていた。
元々のニュータウンより前は別荘地として開発された。その後、土地バブルにより茨木台ニュータウンとして整備されていく。公共交通機関では正直通勤は厳しくもあったが、マイカーでは何とか通勤もかのうで、さらには土地の値段も安価なので比較的安価にマイホームが手に入る立地だった。
バブル期に不動産価格が高騰しサラリーマンでは手が届かなかったマイホームだが、茨木台だったらサラリーマンでも買えるマイホームだったというわけか。
分譲当初は、安価で購入できるということで人気だったようだ。当時ローンを組んだ住人からすれば近年やっと完済した住人もいるようで、現在でもこのように住人が住んでいる。ただ、全然メンテしてなっからズタボロだなぁw
で、このニュータウンに転機が訪れたのは1990年代。バブルが崩壊した当時は、この茨木台ニュータウンを売りさばいていたデベロッパーも倒産。ご覧のように売れ残った分譲地だけが歯抜けで残り、ゴーストニュータウンへの歴史が始まった。
「売土地(格安)」
当然デベロッパーが居なくなったので、土地の流動性は急激に低下していくことになった。そのためこのような、雑多な売り土地が溢れかえっている有様だ。
しかも、販売当初は茨木市街地からこの茨木台ニュータウンまで幹線道路を開通させる予定だったらしいが、デベロッパーの倒産で白紙となった。住人もそれに対しては黙っておらずに大阪府や茨木市の行政に幹線道路の整備を要求したそうだが、無念なことにここ茨木台は京都府亀岡市。大阪府や茨木市が取り合うはずもなくこのような陸の孤島になってしまった。
幹線道路を整備されない住人を待ち受けていたのは、大阪都市圏に最低片道2時間かかる通勤を退職まで半永久的強いられるローン地獄だった。
バブル期に不動産価格が高騰しサラリーマンでは手が届かなかったマイホームだが、茨木台だったらサラリーマンでも買えるマイホームように売りさばいていた。そのツケが見事に回ってきたのだった。
さて、次回はその「茨木台ニュータウン」の残りの部分を見ていくとしますかね。
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(2022)