全国裏探訪取材班は、鹿児島県霧島市にある個人の私設博物館「ドライブイン薩摩隼人」「戦史館」に来ている。事前情報によるとオーナーが居ない場合もあると聞いていたのだが偶然にもオーナーは在中しており入館することが出来た。
オーナーに入場料500円を渡し、早速見学を開始していこう。
「2階 軍国会館 入場料五百円」
さて、取材班は国道に面する2階建ての鉄筋コンクリート造にある「軍国会館」に入っていきますよ。オーナーの自筆だろうか、黒地に白色の筆で書かれた看板が特徴だな。
「大日本帝国陸海軍本部」
階段を上っていくと、軍国会館の看板の他に大日本帝国陸海軍本部と書かれた看板もありますよ。さしずめ軍国会館兼大日本帝国陸海軍本部という事か。解体された帝国陸海軍はまだこの鹿児島で亡命しているらしい。
「継続は力 大和魂の持ち主だ」「桜島 精神燃えたつ闘魂 いざ見よ 南の輝く太陽だ」
オーナーは桜島出身だという。なので桜島をモチーフにした主義主張も掲げられれる。取材班はこのノリ、嫌いではない。
2階軍国会館兼大日本帝国陸海軍本部から見た桜島の様子。今日の機嫌よく噴煙を上げているようだった。
「軍国酒場近衛兵團 本日定例会中 お騒がせしております」
こちらは、かつて天文館の軍国酒場から持ってきたものなのだろか。客を当時のエリート軍団近衛兵團に見立て、営業中の事を定例会としているのか。
「いらっしゃいませ」
それはそうと中に入っていきましょうか。大東亜戦争当時の写真や、日章旗・旭日旗、軍服、軍刀など当時を偲ぶ展示物が所狭しと並べられている。
「御国のために戦死なされた 人たちの遺品が数多く 供養されております」
この写真は軍国酒場現役時代の店内の様子だ。当時から店内には写真などが展示されていたわけか。
「陸軍中佐服」「海軍中尉服」
軍国会館の内部はお世辞にも綺麗とは言えない空間なのだが、当時軍人が身にまとっていた本物の軍服もハンガーにつるされる。公の博物館では触れることはできないがここではフリーダム。存分に見て触って楽しむことができる。
更には、飛行服や礼服まで展示されている。これはマニアには堪らないかもしれんな。
ソファーにはなぜかベルトが沢山。これは何に使うんでしょうか・・
10人ほど座ることのできる応接セットがあったり。机の上には割りばしや懐かしの灰皿まであるな。物持ちが良いというか、かなりレトロだなぁ。
「秋を待たで枯れゆく 島の青草は 皇国の 春にかおるらん 沖縄第三二軍司令 長官 牛島満中将辞世 鹿児島第加治屋町出身」
「国のため重き任務を 果て得ずして 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき 硫黄島 守備団長 栗林忠直中将辞世」
「永久に栄える 日本 国の章の日の丸だ」
「パレンバン」「シベリア」「サイパン」「シベリア」
戦地の名称もあちらこちらに掲示される。なぜかシベリアが2枚。それだけつらい思いをしたという事か。シベリア抑留されそれから復員されて人々の水筒や飯盒などの品々もありますね。そういや取材班の一人O氏の御爺さんもシベリア抑留されてたので実家に政府からもらった銀杯があるという。
「ドライブイン薩摩隼人」にある「軍人会館」にはまだまだ展示物があるな。次回もまだまだご覧いただきますよ。
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(2020)