全国裏探訪取材班は、前回「越後の里親鸞聖人総合会館西方の湯」の館内に入った。今回は館内を更に見て行く。そして、いよいよ日本一臭いといわれる源泉に入ろうと思う。
おばちゃんから浴場はあちら!と言われたので館内を進む。廊下の看板には有名か無名か知らないがたくさんの作品の額が並ぶ。
作品がかかる壁の反対側には、教室のような部屋があるな。外からはガラスサッシで中の様子が分かるようになっている。この辺は整頓してんな。
それぞれの部屋は殆ど使われていないようだ。カーペットかひかれたこの部屋には、何種類もの椅子が雑然と並んでいる。しかもこのトロフィーとか何なんだ・・
「立入禁止」と書かれた畳部屋。こちらは畳部屋らしく座布団が山積みになってんな。一応、和洋の区別はついているようだな。
さらに館内を巡っていくとここにも、骨董品コーナーがある(笑)売っているわけではないが。
こちらは、居酒屋コーナーか。最近のスーパー銭湯では標準装備されているコーナーなのだが、ここではすでにその機能は死んでいるようだな。「親鸞聖人」と書かれた提灯が悲しげ。
そうと思えば、別の所にも軽食などを提供するコーナーがあるな。ま、当然のようにやっていないのだがね。
色々館内を巡っていると、時たま“ドキッ!”とする巨大絵画があったり。謎の顔と般若の顔(!)怖すぎだろこれ。子供なら完全な泣き出すぞ。
「喫茶 パステル」
ここは何かな・・?と除くと次は喫茶店だ。我々は廃墟巡りに来たのではないのだが何故か廃墟巡りみたいになってんな。
都内にあれば、コーヒー一杯1500円ほどは取れそうな堂々たる喫茶店だな。往時はかなり手広くやっていたんだなこの施設。
あーだめだだめだ、もう廃墟巡りになってきてしまった。早く浴場へ行かなくては・・
だいぶん道草をしまくってしまったが、やっとたどり着きましたよ。ここからが本番。
「西方の湯 大浴場」
まさか浴場まで廃墟じゃないよな・・
写真で写すとそれは伝わらないかもしれんが、脱衣所に入ると少し湿気を感じたので、廃墟じゃないぽいんで一先ず安心。しっかし暗いな、臭いうんぬんより、陰気すぎるわココw
大浴場はこんな感じだ。取材班はたった500円で貸し切り気分に浸れそうだ。サイコー!
早速湯に入ってみるが、事前情報にあった「真っ黒でヘドロに入ったみたい」とか「数日は臭いことを覚悟!」とかとは違い、どちらかと言うと茶褐色の白濁とした感じだったな。そんな強烈な臭さはなかった。
「温泉の効能」
主要な情報源によると、この温泉はJX石油開発が所有する鹹水を源泉としているようで、数百万年前以前に地下の岩石層の間に取り込まれた海水を汲み上げているようだ。なるほどだから入口に「海水の化石」とか書いてあったのか。
で、その中でも数種類あった配管が最近一部損傷し、今は残った配管でここへ源泉を供給しているようで、源泉の性質が少し変わってしまったという。少しガックシだな。
ただそれでも、泉質は十分よく、取材班は“なんか効きそう”そんな感じは十分受けた。付帯施設も十分見ごたえのある新潟のB級スポットに仕上がっている。「西方の湯」まだまだ十分お勧めだ。
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(2014)