【まともな】浅口市金光町「金光教本部」へ参拝に行ってみた。【新宗教】(4)

全国裏探訪取材班は、岡山県浅口市金光町「金光教本部」に足を踏み入れ、その中でも「天地書附」と言う金光教の教えが祀られた「本部広前会堂」に潜入した。ここでは”取次”と言ういわば金光教独特の参拝の方式があるようだ。さっそくどのようなものなのか見ていきましょうか。

「本部広前会堂内部」

前回から見ての通り、取材班は本部広前会堂に入っているんですけど、基本的な参拝の作法は一礼四拍手一礼四拍手一礼。と言うが作法らしい。そして、基本的な参拝以外に金光教には”取次”という儀式がある。

この取次と言うのはどういう物だろうか。これは、参拝者の中でも神へのお願い事があってお参りする場合、取次と言う作法で行うことになる。取次の窓口は祭壇向かって右側にある。

取次をする場合、先ずはこの用紙に氏名と年齢を記載することになる。神へのお礼やお供えの場合「奉」「御献備」「御初穂」などと記するのが慣例となっている。当然どこかの宗教と違い、お供えは必ずしも金銭や物品である必要は無く、”神様にお供えさせていただきたい”という心だけで十分だそうだ。

もちろん、金光教への入会金や年会費は必要なく、某学会のように財務などといったの金銭的義務は一切ない。勘違いしてはいけないが、信心からのご利益と言うのは、お布施した金銭に比例するものではなくあくまで信じる心、考え方が大事という考え方だ。

弱いものを救うのが宗教なので、信者から金を巻き上げるなんて言うのは言語道断。むしろ、信者を無償で神に取次ぎ、それを教え、施すくらいが宗教の役割だとおもう。そういや、話は変わりますけど、金の亡者の犬作先生って元気なんでしょうか。

さて、取材班もいよいよ取次をしていただきましょうかね。写真の順番待ちをしている人が取次を行おうとしている人か。その奥に、受付のようなものがあるのがお分かりだろうか。ここが金光教でいう”結界”と言う所だ。俗の世と神域の境界といったところだろうか。取次をするには、この結界前まで進み一礼をする。

結界には盆が置かれており、その上に差し出す。その後、自分の自己紹介を行い、生神金光大神の代理(てがわり と言う)となる取次者を通じ、取次をお願いをすることになる。ここでは、参拝者などが思い思いの願いや詫び、断り、お礼を代理を通じ、天地金乃神に伝えることになる。その後、取次者からお言葉を頂戴し、神からの助かりを受けるのだという。

取次を行いお言葉を頂戴した後は、御神米というお米を貰えることがあるようだ。金光教でこの御神米は、天地の恵みを表すものとされている。御神米を頂いた後は、最後に一礼をしてその場を後にあする。

 

残念ながら、取材班は信心が足りなかったのか御神米を頂くことはできなかったwまぁそれはしょうがないと思いますよはい。それにしてもこの会堂も24時間365日、暑い日も寒い日も昼夜を問わず解放されているのだという。

文字通り”駆け込み寺”と言う言葉が現代に残っているように、日本の近代以前の寺院は多くの場合地域のセーフティーネットとして機能しており、今でいう炊き出しや、子ども食堂、生活保護のように路頭に迷った人々を救済する機関でもあった。それがこの金光教では現代も脈々と続けられている。今には珍しい硬派でまともな宗教なのだと思う。てことで、次回も、境内の他の部分を見ていきましょうかね。

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(2021)