全国裏探訪取材班は、和歌山県の第二都市田辺市へとやって来た。和歌山第二都市なんで勿論色街「田辺新地」があったそうなんですけど、今回はかつての様子を地元民に聞いたんで早速聞いていきましょう。
話を伺ったのはこちらのおばさん。歳の頃なら85といったところだったか。まず取材班はここ(田辺新地)はどういうところだだったのですか?と聞いてみた。すると「ここは花街(かがい)やね。」と即答。当時の様子はどんなだったですか?との問いに関しては「白粉をつけた女の人がよく歩いていましたよ。三味線が良く鳴っとったねぇ〜熊楠さんの常連お店はあそこ!(指を差す)」と教えてくれた。
取材班は遊郭ではないんですか?と聞くと「遊郭は白浜やね!まぁでも個人間の情交はあったやろけどね」と答えてくれた。なるほど。確かかに遊郭は白浜にありますね。しかしご丁寧に花街の客と芸妓のの色恋まで教えてくれるとは何とも親切だな。
なるほど。つまり解釈するとこうか、遊郭ではなくて純粋な芸を楽しむ花街なんで、ソッチ系は売りにはしていないが罷りなりにも男と女が同じ部屋にいるので、その先は個人感で別室へ行くなり、連れ出すなり色々あったというわけか。このおばあさん妙に詳しいな。
現在婆さんが85歳として、仮に売防法1956年(昭和31年)当時に働いていたとして、当時はハタチか。もしかして当時はここで働いていたりして。とかいう想像に駆られてしまった。もう少しいろんなお話をお聞きしたかったが、スタスタと歩いて行ってしまった。コロナなんでね仕方ない。
「まちナビでいこら田辺! 66 田辺新地」
こちらは田辺市の案内の番号が田辺新地にも割り当てられている。田辺市の観光センターで申し込めば、田辺観光ボランティアガイドの会が基本無料で旧田辺市街地を案内してくれるそうだ。やはり健全な花街っぽいな。
まぁ遊郭ではないにしろ、レトロでいい感じの街並みなんで、まだまだみていきましょう。この地点が田辺新地でも一番中心地の場所でしょうかね。なかなかいい景色でしょ?
「和歌山県県推薦優良土産品 鯖棒壽司 売場」
そういや、紀南の特産として棒鮨が有名ですよね。これはなかなか食べ応えがあって美味しいんですよね。この通りは田辺新地の行燈が3つもあるな。
「田辺新地」
この物件も昔な何らかの茶店か料亭か何かだったのだろうか。塀が民家よりも一段高くていかにもお忍び感があるな。
もう少し寄ってみる。なるほど今は家主はいなさそうなのか。
門柱の上にはまた丸い行燈があり「家」とだけ書かれている。これはおそらく屋号が書かれていたんだろう。
玄関の方を覗いてみるとこんな感じ。お、玄関の長押というか鴨居になんか鑑札があるぞ。もう一度ZOOM UP。
これは何かしらの許可書らしいな。もしかして「料理屋」とか書かれていたのでしょうか。そういや同じ和歌山の湯浅にある4色街にもこれと同じものがありましたよね。
以外と田辺も面白いところだな。次回も「田辺新地」をみていきますよ。
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