【汚い】「琴平町栄遊廓」金毘羅参り後の精進落としスポット!【赤線!】(6)

全国裏探訪取材班は、香川県琴平町の「琴平町栄遊廓」を見にやってきた。ここは金毘羅参りの門前町脇にある精進落としの遊郭として江戸時代から知られていたよう。そのことは、全国遊郭案内にも詳細に記録されていたりもするので、今回は町並みを見ながらその辺も見ていきましょうかね。

「栄稲荷神社」

大人のお風呂屋さんや白夜のある通りを少し東へ歩くと、稲荷神社もありますよ。まぁこの手の稲荷神社は遊郭には必須の設備でもある。かつては娼婦の崇拝の対象であったのか。昭和初期は金稜座という物件があったらしい。

その証拠にと言ってはなんだが、神社の境内のベンチには「清酒 金稜」と書かれたベンチがありますね。それにしてもガタイの大きな大人だと壊れんぞw

ところで、遊郭時代の様子は文献ではどうだったのか、全国遊郭探訪のバイブル1930年(昭和5年)の全国遊郭案内の記述を見て行こう。

「明治四十五年一月吉日」

「琴平町遊廓は香川懸琴平町新地に在つて、讃豫琴平騨で下車する。自動車があり町内五十銭均一である。讃岐の琴平宮と云へば、誰一人知らぬ者は無いだらう。(続)」

「遠路から態々やつて來る参詣者の多い事は、伊勢の大神宮に次ぐと云ふ事だ。大巳貴命と崇徳天神皇とを祀つたもので、海神として肥られて居る。(続)」

「貸座敷は目下二十八軒あつて、娼妓は約百十一人程居る。女は四國及九州地方の者が多い。店は陰店を張つて居る。娼妓は居稼制と送り込制との両制になつて居る。(続)」

「遊興は時間制、又は通し花制で廻しは取らない。費用は一時間遊びが一圓三四十銭で、宵から十二時迄が三圓、大引過ぎからは二回五十銭位、宵からの一泊は五圓見當で、何れも臺の物は別勘定だ。(続)」

 

「娼妓の中には特に藝妓を兼ねる者も居て藝妓の鑑札を持つて居る、つまり二枚鑑札の者も居る譯だ。(続)」

「名勝金比羅宮、萬燈龍、鞘橋、棲名は、福山樓、港家、気儒樓、錦正樓、松島樓、松葉樓、松ケ枝、翁樓、朝日樓、盛開樓、第二気儘樓、起鳳樓、千歳樓、後藤樓、一福樓、福菊樓、栄樓、岩喜樓、松栄樓、一富士樓、與可樓、友野樓、松浦樓、三福樓、日吉樓、安楽樓、小松樓樓等。」

それにしても90年前の屋号にしては洒落た名前があるな。”気まま”樓だったり”よか(ろう)”樓だったり。そういや九州の大人の風呂屋によかろうもんってあったっけ?

栄神社界隈は、表のようにスナックやソ-プがあるわけではなく、ひたすら古い物件とそれに並ぶ妓楼の残骸があちこちに見て取れる。この菱形の電灯跡もあったり、軒下の電灯跡があったり。なかなか趣がある。

 

「中華そば すざき」

いやぁ、こ「琴平町栄遊廓」界隈もスナックやフィリピンパブとか集中こそしていないんですけど、地味に飲食店とかその類が点在していることがわかる。次回は界隈の様子をいて行こう。今日は眠いのでここまで。

#アーケード #カフェー #グルメ #スナック #ズタボロ #バラック #マニアック #商店街 #喫茶 #廃線 #放置プレイ #歴史 #神社仏閣 #路地裏 #観光地 #赤線 #遊郭 #鉄道 #風俗 #飲食街

(2021)