全国裏探訪取材班は、香川県琴平町の「琴平町栄遊廓」を見にやってきた。ここは金毘羅参りの門前町脇にある精進落としの遊郭として江戸時代から知られていたようだ。今では、その遊郭/赤線のその後はどうなっているんでっしょうか。今回も街を歩きながら見て行こうとしよう。
遊廓の中心部と思われるのはここらへんの路地。一応念のためこの辺の地番を書き留めておこうか。住所で言えば「香川県仲多度郡琴平町２００番台」だ。
「ソ-プランド ジャックと豆の木」
このかつての琴平町栄遊郭もこの場所へと来れば、まだまだ現役の遊郭いや、現役の赤線ともいうべき大人のお風呂屋さんが軒を構えている。まだやってるんですねここの遊郭。
「コスモ風ｲ谷ネット掲載店 琴平No.1ソ-プランド 40名以上在籍！！ ☎︎（0877） 73-2253」
まぁさすが現役の遊郭だけあって、懸垂幕が２本も掲示されていますよ。琴平No.1って本当なんでしょうか。No.1てことはすなはち２店舗の現役の遊郭がるということか。
「写真見学は無料です！」
ここがジャックと豆の木の出入り口か。出入りするところが見られないように、衝立もあったり・・なかなか怪しいじゃないか。
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スタッフが枯渇しているのだろうか。このような立て看板もありますね。てか、全国裏探訪のエキストラ取材員であり、全国へ出張の多い遊び人のお馴染みI氏にこのお風呂屋の感想を聞いた。
この店は行ったことある？との質問にI氏は「ここは２回あるよ。丸亀に出張だったんだけど、丸亀からだと高松の城東町の風呂屋街もあるけど、こっちの方が近いからここへきている。女はまぁまぁ。若いのもいれば３０代もいる。値段は平均的で、まぁこんなもんかな。」という無難な評価なようだった。
お！てか、そんなくだらないQ&Aをしていると、一人の男がサッ！と店内へと入っていった。くノ一を買いに来たのか。
で、取材班がウロウロしていると、もう一人メスを買いに来たようだ。いや〜意外と栄えてるな。さすがは栄町。まさか今でも精進落としのスポットととして機能しているんじゃないでしょうね？
「白夜」
そのジャックと豆の木の前には白夜という名の喫茶店というかスナックがある。これも怪しさ満点のスナックなんですよね。白夜。言い換えれば不夜。このネーミングからここは昼でも夜でも朝歌夜弦な場所だったことが裏付けられる。
ちなみにこの白夜の場所は、昭和初期の地図では「遊廓検番」になっている。さて、次回はこの「琴平町栄遊廓」のかつての様子を全国遊郭案内を見ながら散策していきましょうかね。
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（2021）