全国裏探訪取材班は、四国は愛媛県の松山市へとやってきた。まぁ、取材班は仕事もありますけど基本いつも暇なんで道後温泉でゆっくり寛ぐことに。で、そういやそんな道後温泉の近所には「多幸町」のソープ街とかもあったりするんですけど、じつはもっとDEEPなスポットが道後温泉の裏にはある。
「道後温泉」
これはかの有名な道後温泉。夏目漱石の坊ちゃんでおなじみの道後なんで、風光明媚なイメージが無くも無いが実は四国内では歓楽温泉街としても有名なんですよね。
だってほら、道後温泉から西へ2分ぐらい歩くだけでこの歓楽街ですからね。多幸町はソープ・ヘルス何で、とてもじゃないけど文学の町松山とは思えない光景が見て取れますよ。
で、そんな感じなんですけど、今回お伝えするのは西の多幸町の歓楽街ではなく、東のエリア。住所で言えば松山市道後湯月町と言う所だ。場所で言えば宝厳寺を目指して行けばいい。
「道後湯月町 1」
宝厳寺を目指して行くと、麓でこんな景色を見ることが出来るだろう。そう、ここを上がると宝厳寺なんですけどこの門前町が、かつて「松ケ枝遊廓跡」といわれていたようだ。
「ネオン坂歓楽街」
この場所には当時ネオン坂歓楽街と呼ばれており、このようなアーケードがあったのだが、いつの間にか撤去されてしまっていた。この看板が遊郭から赤線に続く怪しい歴史を裏打ちしていたんですけどね。残念でしかたがない。
さすが、元遊郭の入口だけあって麓にはさっそくソレっぽい物件が建っていた。往時の雰囲気を色濃く残すな・・
この物件の2階を見てみよう。これは飾りっ気からしれ一般家庭のそれとは違うものだ。手摺は凝った装飾が施されている。しかも上部にも意匠が組み込まれている。
こちらが1階の様子。なかなかの妓楼だなぁ。特別な豪華さこそないがそれがまたいい。これが松ヶ枝遊廓のトップバッターだ。
路を挟んで、逆側にはズタボロの物件が建っている。手前にあった小さい木造物件が取り潰され、無念にもその影がブルーシートに代わっている。
「来人」
そのスナックのようなネーミングは来人。ライトとでも言うのだろうか。それにしてもこの様子じゃぁ、夜になっても“ライト”は点かないどころか、“来る人”も居ないだろ。
「愛媛県社交業環境衛生同業組合」
「松山社交業防犯協会会員店」
スナックの扉にはこのような会員証のようなものが多数貼られていた。怪しい営業をしようと思ったら多数の免罪符が居るんでしょうかねw
それにしても、時より視界に入る界隈の物件は、すべて古いは勿論なんですけどどれもズタボロなんですよね。稼ぎ頭の道後温泉から歩いて2分位でこれなんで、かなり厳しいな。
さて次回はこの「ネオン坂」を上がって「松ケ枝遊廓跡」を探索していきましょうかね。
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(2020)