全国裏探訪取材班は、「ザ・ペニンシュラ香港」へアフタヌーンティーを食べにやってきた。今回はまず、アフタヌーンティーのシステムを紹介していこう。この、ザ・ロビーはとても有名なんで、たくさんの観光客がこれを目当てに来るという。
当然宿泊者以外もこのアフタヌーンティーの利用は可能なのだが、基本的には宿泊者の予約が優先となる。なので宿泊者以外は早い者順で現場で予約を受け付けるという。
そうこうしていると、ホテルのスタッフがアフタヌーンティーを携えて取材班の所へやってきた。これかぁ。
「ザ・ペニンシュラ ペニンシュラクラシックアフタヌーンティー」
このアフタヌーンティーセット、値段は1人用が418HKD(約5,500円)、2人用748(約9,900円)だ。日本でアフタヌーンティーと言えば3~4,000円ぐらいが相場なのだろうが少々お高めだな。さすが香港価格だな。
フィンガーサンドイッチとセイボリーペストリーのセレクション、自家製アフタヌーンティーペストリー、レーズンスコーン、クロテッドクリーム、オーガニックストロベリージャムだ。
紅茶はペニンシュラブレンドをセレクトした。フレーバーもスパイス–バニラ、キャラメル、クローブ、シナモン、オレンジの花びら、パッションフルーツ、ハイビスカスの花、マリーゴールドの花びらからセレクトすることが出来る。
値段は前述の通り高めなのだが、植民地支配をしていたイギリス人の優雅な時間を過ごすことが出来るだろう。決して内容は驚くほどのものではないのだが、すべてがハイクオリティだ。ただ非宿泊者は順番待ちをするかもしれないので注意が必要だ。
取材班が赴いた当時は、ペニンシュラの熊のキャラクターとハローキティがコラボをしていた。いやいや、ハローキティはなりふり構わず何とでもコラボするなぁw
さて、植民地時代から続くアフタヌーンティーを召し上がった後は、このペニンシュラ香港の中の様子を覗いていきましょうかね。
で、当時このペニンシュラ香港で降伏文書の取り交わした部屋がこのホテルにはあるのだというが、1941年(昭和16年)から終戦までは「東亜ホテル」と改名し大東亜戦争中は日本軍の軍関係者向けのホテルとして使用されていた。
戦後は、以前の通りイギリスの施政権下となり、一般人向けのホテルとしてサイド開業した。
「ザ・ペニンシュラタワー」
近年では啓徳空港の閉鎖を受けて尖沙咀地区の建設の高さ制限が緩和され、117m地上30階建てのザ・ペニンシュラタワーが竣工した。16階までがオフィス、17階以上が客室になっており香港最高峰ホテルの地位を確立した
イギリス軍と日本軍の降伏文書の取り交わしはこのホテルの336号室で行われたのだという。今でもその部屋はあるんでしょうかね。取材班は先ず3階を目指そう。
早速取材班は3階に到着した。3階に探索したのは良いのだが、ソレっぽい部屋は見つけることが出来なかった。やはりもうないのか。
3階のどこを探しても“336”号室は見つからない。もしかしてイギリスにとってやらかした汚点部屋なんで永久欠番になってるのだろうか。
「336号室行われている降伏交渉」
こちらが、降伏文書の取り交わしに挑むイギリス軍と日本軍だ。さすがにもうないか。是非泊まってみたかったが・・
「601-646」
念のため違うフロアに行ってみた。例えば6階ならこんな感じで部屋番号が割り当てられている。この感じで行くと、やはり6“36”号室は存在することになる。
「外側から見た3階部分」
取材班はメタルギア並みに336号室を探索したが、残念ながら336号室を発見することが出来なかった。戦後も内外装のリニューアルを複数回に繰り返し行われているのでやはりもうその部屋は跡形もないのかもしれん。
都合の悪いことは、歴史から消し去る。それが勝者の理論なのだろうか。いやいや、そうはいっても日本が白人優越主義を撃破したのは言うまでもない事実だ。全国裏探訪取材班はその事実を粛々と熱心な読者の皆様にお伝えしていこうと思っている。それではまた。
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(2020)