全国裏探訪取材班は、「ドライブイン薩摩隼人」に来ている。前回まで見ていただいた読者にはこんな戦争をテーマにした物件なんて関係ないな。と言われるかもしれないが興味が無ければお引き取りいただいて結構。で、前回まで道路に面した「軍人会館」を見てきたわけですけど、他のアトラクションと言うか「戦史館」と言う施設もある。
「戦史館」
戦史館と言う物件。こちらは入口なのだろうがここがまた凄まじい。手作り感満載のバラック建築が櫓のように積みあがっている。戦地での仮設見張櫓の建築のようだな。現在は閉館中のようだが・・・
「老兵は死なず 只消え去るのみ」
老兵は―これは確かマッカーサとか言う敵の将軍の言葉じゃなかったでしたかね。それは置いといて、折角だったらという事でオーナー氏が戦史館を見せていただけることになった。
「サムライ日本」
オーナーは櫓の扉を抜けどんどん奥へと進む。なるほど、この櫓はあくまでランドマークで中は何もないのか。
どんどん裏山へと向かって歩き進めていく。まるで農家の路地裏のようだ。これが戦史館へのアプローチか。
裏から見る櫓はこんな感じか。一段と凄い、バラックだな。
長期休館している戦史館は離れにあるのでオーナーに付いて行く。
「戦史館」
庭のような小道を通るって来ると、戦史館に到着。長期休館中と言うだけあってズタボロな様相だな。
「幾百万の英霊に捧ぐ 現在我国は世界有数の経済大国として驚異の発展を続けている が、この事は敗戦後の三十有余念を営々と努力した賜物であるは 無論だが、省り思えば今大戦に参加して陸に海に将亦大空に遥 かに故国に想を致し乍ら遠い異国で散華した幾百万勇士の護国の 信念が預って大きな力となって加護されたものと確信する。 茲に戦史館を建立し遺品及び参考の諸品を陳列し諸兄の御参観を 英霊よ以て瞑せよ。 戦史館館主敬白」
「嗚呼航空隊 嗚呼海軍」
ここが電波物件ならばひたすら意味の分からない日本語が羅列されるのだろうが、さすがしっかりとした教育を受けてきた館主だ。善悪は別にしろ意味はしっかりと伝わってくる。
ドライブイン薩摩隼人オーナーもとい、ここでは戦史館館主が封印を解いて戦史館を開館。さ、英霊よ以て瞑して入っていきましょうか。
「日本軍の将軍に人達」
この戦史館も鉄筋コンクリート造だ。館に入るや否や、東郷平八郎元帥とか軍服を着たマネキン。そして旭日旗がお出迎え。これは朝鮮人だったら火病起こす奴だな。あ、そもそもドライブイン自体近寄れんかもしれん。
「鹿屋航空隊」
館主曰くこれが鹿屋航空隊なのだという。一つ一つの模型がかなり手が込んでいるな。これだけ集めたんだからすごい。
「さつまの 強い兵隊さんの 遺品 友よやすらかに」
薩摩の強い兵隊さんが出迎えてくれる。彼は航空隊の隊員だという。胸元に一輪の花が差し込まれている。実際に当時は飛行機乗りの隊員は世間でも花形で、かなり女性にモテたらしい。
この戦史館はかなり広いのでまだまだこれから。主な展示をじっくりと見て行こうとしましょうかね。
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(2020)