【廃娼県】小江戸川越「喜多院裏」の“乙種料理店”という名の遊廓と今【埼玉】(1)

全国裏探訪取材班は、埼玉県川越市に来た。川越と言えば東京から約1時間くらい、中世江戸並みに栄えたと言われ「小江戸」とも言われている。まぁ関東在住だったら一度ぐらいは来たことがありますよね。日帰りデートとかピッタリだし。

「小江戸川越」

ほら、男女とか、家族連れで平日休日問わずこれくらいの観光客はざらにいますよね。

で、取材班はレンタル着物でインスタ蠅とか、そんなバカスイーツ女のような観光をしに来たわけではない。

そんな、平和ボケの観光客が通る大通りを素通りし、取材班は少し貧乏人が住んで居そうなエリアを通過して行く。

「カードでお金」

やはりこの辺は、少し訳ありなエリアなんでしょうかね。生活楽じゃなさそう・・そんな風景を脇目に、取材班は先ずある寺院を目指す。その寺院は・・

「国指定 重要文化財 川越大師 開運 厄除 喜多院」

この喜多院の創設は830年(天長7年)、以後徳川家などと関わりが深く江戸城から移築した物件があったり、別名川越大師とも言われている非常に由緒正しいと言われている。

そんな表の歴史のスポットもあれば、そうでない裏の歴史もあるんですよね。この“裏”にスポットを当てるのが全国裏探訪取材班だ。

いくら全国裏探訪でも廃娼県の埼玉になんかそんな裏の歴史はあるはずないやん!と、言われるかもしれないが、実はあるんですよね。裏が。それは文字通りこの喜多院の裏にある。通称「喜多院裏」。住所で言えば埼玉県川越市西小仙波町だ。

 

どこぞの遊郭でもよくありますよね、ここにも例に漏れず入り口には祠があったりしますよ。ただ、表向き埼玉は廃娼県なので“遊郭”とは呼ばず“乙種料理店”、通称達磨屋と呼ばれていたという。結局ヤルことヤッてますな。

ここからが喜多院裏の乙種料理店ですか。もうそういう雰囲気になってきましたね。

先ずはトップバッターのこの物件。なかなか貫禄がある。外側の塀は最近の物でしょうかね。出入り口から中を覗いてみましょうかね。どれどれ~

これは屋号があるのでしょうかね。住人が住んでいたんでしょうかね。サッシがアルミになっていたりします。

 

「白舟」

これは元々の屋号からそのままなんでしょうかね。こんなデザインの電灯(?)があれば今でも売れると思うんですけどね。2周回ってモダンでイイ。

「旅館・・」

玄関前の下は散乱していたんですけど、ここには隙間からギリギリで旅館の文字が確認できる。なるほどソッチ系の商売の後は旅館になって近年まで復活していたのか。

うわ~室外機もクラシックでレトロすぎるだろこれ。まだ冷えるのだろうか。

室外機の下には無地の四角い看板が・・この看板どこかで見覚えがありませんか。例えば、こことか、ここ。やっぱりソッチ系の店ってこの看板好きですよね。

さて取材班は、喜多院裏に入ったばっかり。じっくり見て行きますよ。

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(2020)