【国土防衛の】海上自衛隊こんごう型イージス護衛艦DDG-174「きりしま」の普段立ち入れない内部を裏探訪する。【裏役者】(4)

全国裏探訪取材班は、前回までこんごう型イージス護衛艦DDG-174「きりしま」の事側にある装備を見てきたが、これからきりしま内部へと入っていきましょうかね。国防の現場がどうなっているのかしっかり見ていただきたい。

取材班はアテンドしていただく士官に連れられイージス艦の艦内へいきましょうかね。

中へ入ると、消防の為のホースや道具がきっちりと整頓しておかれている。さすがは海上自衛隊だ一糸乱れぬ整理整頓だ。

「護衛艦 きりしま」

管内に入るとこのような艦長をはじめとした幹部の写真が展示されて居たり、その他間の受賞たてのようなものが置かれていた。

「航海長 3等海佐――」「通信士 3等海尉――」

一般的な士官の私室は2~4人部屋になっていることが多いらしいく、2段ベッドの場合は階級の高いものが下のベッドに寝るというのが慣例だという。

艦内は一般人にはとても狭く感じるが、すべてのものが機能的に配置され数歩以内に必要なものが手に入るようになっている。かなり考えられた造りだな。

「艦長室」

こちらは艦長室。入口には赤いマットが敷かれていた。艦長と司令官に関しては完全ば個室が与えられている。室内には浴室と洗濯機がある特別な部屋だ。ただ、洗濯機があると言う事は艦長ですら洗濯は自分でやると言う事か。

 

「先任海曹室」

自衛隊階級における、将、佐、尉、曹、士とあるが、いわゆる幹部である尉官以上は2~4人部屋が用意されるが、曹、士に関しては大部屋となるのだが、曹でも古参の“先任”海曹になると別に部屋が用意される。特にその中でも先任伍長という現場のトップポジションは艦長に意見ができる特別な立場の曹も居るという。

こちらには、消火用の防護服や消火器が置かれている。その後ろには角材が置かれており、被弾したときの消火措置や艦の復旧などのダメージコントロールに使われる用品が並ぶ。

「第三洗面所」

航海に出れば数か月は帰ってこない事もしばしばあるので、艦内には理容室も設けられている。

 

アテンドしていただいた士官の話では、たまに鬼上司が若手隊員を丸坊主にすることがあるらしく、当直以外のクルーが全員その様子を見に来ることもあるという。その際この散発台はまるで処刑台のようになるwもちろん同意の上だパワハラでは決してない。

こちらは医務室だ。平時この机は事務用とされているようだが、上には手術灯があり有事の際はこの机が手術台となる。当然医者が乗艦している。

本格的な治療設備がある傍ら、医薬品に関しても充実しており、抗生物質アモキシシリンカプセルやクラリスロマイシンなどの本格的な医薬品から太田胃散、ビオフェルミンなどのポピュラーなものまで大体揃っているようだ。

衣食住の中で一番重要な食堂も見ておくべきだろう。荒天においても椅子が散乱しないように利用しない場合は机に固定できるようになっているんですよね。

 

艦内の食事を調理する器具は、火災予防の観点から火を使うとは無く、熱源は高温蒸気や電気調理のようだ。なお毎週金曜日はカレーが出される。これは乗員の曜日感覚を維持するためだという。なるほどな。なおカレーのレシピは各艦によって微妙に違うとか。

艦内の自販機はコカ・コーラ社のものがある。さすがアメリカの同盟国だな。

何より夏場には、アイスクリームがよく消費されるという。中のアイスクリームを覗いてみたが結構アレな銘柄までありましたよ。

「ロッテ クーリッシュ カルピス」

場違いな、銘柄のアイスもありましたね。この銘柄はどうなんでしょうかね・・w

さて、ここまでイージス護衛艦「きりしま」の衣食住を見てきた。次回はいよいよイージス艦の中枢部と船の最高部艦橋に上がりましょうかね。

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(2018)