【国土防衛の】海上自衛隊こんごう型イージス護衛艦DDG-174「きりしま」の普段立ち入れない内部を裏探訪する。【裏役者】(2)

全国裏探訪取材班は、今回日本の国防の要でもある海上自衛隊こんごう型イージス護衛艦DDG-174「きりしま」の内部を見に横須賀地方総監部に入ってきているわけだ。取材班は、今後某半島の独裁キ○ガイ国家や特定アジアの赤色の国々から発射されるであろう弾道ミサイルから日本を防護するため、日夜警戒を厳にしている自衛隊の方々に感謝しつつ。その活動を顕彰し少しでも興味のある読者にその模様をお伝えできれば。と考えている。

海上自衛隊こんごう型イージス護衛艦DDG-174「きりしま」

吉倉桟橋からイージス艦きりしまを目指す取材班。当然乗艦には特別な許可が必要なわけで一般人が入ることは通常許されない。まさに“裏”の世界なんですよね。

完備には当然旭日旗こと自衛隊旗が翻っていますよ。日出る国の日本人ならばこの旗を見るとどこか清らかな気分になりますよね。えっ?清らかな気分にならない?お宅日本人ですか?ええ、それならさっさとムコウへお引き取り下さい。ムコウは楽園のようですからねw

きりしまを左舷から見る。このきりしまはこんごう型護衛艦の2番艦として1992年(平成4年)起工、1995年(平成7年)就役。艦名の由来は九州の霧島山だ。旧海軍も金剛型戦艦がありそれと同型艦に戦艦「霧島」があった。時代を超えこんごう・きりしまは兄弟艦というわけだ。

取材班はタラップを上がる。いつもこの瞬間ってワクワクするんですよね。きりしまは基準排水量7250トン、満載排水量9485トン、全長161m、幅21mだ。

取材班はタラップを上がり搭乗員に迎えられる。キリッと全員が取材班に敬礼してくれた。さすがは世界一規律の取れた海上自衛官だ。素晴らしい。

取材班は先ず前甲板に案内された。艦首から艦尾に向けて大きく傾斜をしておりこれを“ミニ・オランダ坂”というらしい。かなり傾斜があり、サッカーボールを転がすとかなりの勢いで転がっていきそうだ。

「54口径127mm単装速射砲」

艦首前甲板には主砲が配置されている。オート・メラーラ社製のこの艦載砲は速射砲として射程24Km毎分45発の砲弾を対空対艦対地に発射することができる。

 

砲身下のこの部分は薬莢や冷却水が排出される部分だ。

甲板下の部分にはおびただしい量の傷がある。これは薬莢が落ちた時の傷だという。実線は経験していないというがかなりの訓練を経験していると言う事か。しかも訓練後にはしっかり塗装をし美しさを保っている。米軍とは違いこの辺は海上自衛隊の几帳面さが光りますよね。

ミニ・オランダ坂の先の船首には日の丸が掲げられているのも見逃せないな。

「Mk.41前部VLS」

同じ船首の甲板の艦橋直前にはMk.41前部VLS(垂直発射システム)がある。この直下にはSM-2又はSM-3(スタンダード対空ミサイル、主に遠方の対象物)という味方に向かってくる敵のミサイルや弾道ミサイルを迎撃するためのミサイルが装填されているという。

 

「Mk.41後部VLS」

このVLSは後部の甲板にもあり、そのセルの数は93セルある。VLSにはSM-2又はSM-3以外にアスロック対潜ロケット、ESSM(シースパロー対空ミサイル、主に短距離の対象物)など多種多様な弾種が装填できる。作戦内容に合わせ柔軟に対応ができるようになっている。

「ハープーン3連装発射筒」

船体中央部にはハープーン3連装発射筒(対艦ミサイル)がありこれは日本が開発した対艦ミサイルで射程は約150Km。弾頭は約260Kgだという。要するに敵の軍艦を沈めるためのミサイルだ。

前甲板から艦橋を望むと一番手前には高性能20mm機関砲(ファランクス)がある。この装備は自艦に突っ込んでくるミサイルや脅威度が高い物体に対し毎分3000~4000発のタングステン弾を発砲し撃ち落とす艦の最終防衛ラインだ。

このファランクスは、上部白色のR2-D2のような形のレーダーで自律駆動し艦のシステムがダウンしているような場合でも効果を発揮する。

 

更に両舷には、3連装短魚雷発射管がある。潜水艦に対しての攻撃システムだ。

今回はイージス艦きりしまに搭載される、いわゆる飛び道具系の兵装を紹介してきた。次回はその他装備を見ていきましょうかね。

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(2018)