全国裏探訪取材班は、成田空港の建設前から巻き起こっている「三里塚闘争」についての現在見られる遺構を追っていきたいと思っている。車で訪れると現在でも警察官があちこちに詰めていたり結構ピリピリなんですよね。
取材班は成田空港に陸路を使いバスでやってきた。バス乗り場にも警官が居ます。
怪しい車両が居ないか監視をする警官。何をするわけでも無いのだが、今でもここまで警戒するのはかつてそれ相応の騒乱があったからに他ならない。
場所は打って変わるが、続いてはこちら。京成電車やJRで成田空港で降りた場合も陸路同様、同じようなゲートがあるわけだ。
そのゲートがこちら。当然飛行機に乗る為の保安検査でもなければ預け荷物の検査でもない、空港に入港するための持ち物検査場だ。
かつてここで手荷物検査が行われていた。
現在このゲートは、陸路のゲート同様、身分チェックや手荷物検査は既に行われてはいない。一応警備員はいるがそこにいる必要があるようには見えない。人件費の無駄だろ。
その鉄道からのゲートがあるところには、警官も立番。その隣の地下道入口は前お伝えした旧成田空港(東成田駅)につながる入口だ。
「成田空港第二ターミナル」
取材班は展望デッキにやって来た。展望デッキには家族連れが飛行機にを見に来ていたり、空港職員がランチをしていたり、思い思いの時間を過ごす憩いの場所なのだが・・
「横堀鉄塔」
そんなほのぼのしている人々を見ながらも、取材班は休憩をしにここに来たわけではない。今回の取材班の目的は、三里塚闘争の遺構を見に来ている。滑走路を何気なく見ているとありましたよ。滑走路のど真ん中に怪しい鉄塔があるんですよね。これは横堀鉄塔とも横堀大鉄塔とも言われる
「横堀鉄塔とその周辺の誘導路」(空と大地の歴史館より引用)
三里塚闘争の団結小屋の遺構として、現在も残る有名な物件の一つの横堀鉄塔だ。この闘争ではそれを支持する左翼、極左が成田空港予定地やその界隈に団結小屋を作る事例が多く、北原派や熱田派などいろいろな系列の反対派が生まれた。ちなみのこの横堀鉄塔は熱田派だ。
「東峰神社」
こちら側は今回取材班がお伝えする予定の東峰神社方面。こちらも高い塀が万里の長城のように設置されているのが分かるだろうか。
さて次回は、空港の建屋を後にし空港内に在る、団結小屋などの遺構を見に行きましょうかね。
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(2019)