【別府温泉】“別府八湯”最古の温泉「浜脇温泉」とその色街「浜脇遊郭」【発祥の地】(3)

全国裏探訪取材班は、別府八湯のひとつ浜脇温泉に来ている。そこは未だに遊郭の雰囲気が残っていた。近くには川も流れていた。みて行こう。

「朝見川」

その川の名前は朝見川という川なのだが、別府中心部から見るとちょうど川によって隔たれている遊郭のように見える格好だ。風流だな。

ちなみに右奥に見える集合住宅は「浜脇住宅」という別府市営住宅だ。まあ、そんな地域ですね。お察しください。

当時の人々の思考を追ってみる。差し詰めこの新町橋は、思案橋的な役割があったのではないだろうか。

続けて浜脇温泉をさらに見て廻ると、突然と見事な豪邸が現れますね。ハーフティンバー様式とでもいうのだろうか。とにかくこの浜脇遊郭界隈では一際目を引く建物には違いない。

この物件は1916年(大正6年)に竣工。オーナーは当時別府銀行頭取だった平尾謙平氏。当時7万円という巨費を投入しゲストハウスとして建設。今で言うと数億円か。とにかく塀が高く中を見ることができないが、敷地はかなり広そうだ。

郵便受けに関しても、この手ののみよう。昔の人ってオシャレですよね。

Googleアースで確認してみたが敷地は500坪くらいありそいだ。かなり広いな。こんな洋館がどっしり構えているところも、浜脇遊郭の凄いところだな。別府の隅だと言っても、隅におけない存在だな。

その洋館がある道を東別府駅方面へと足を進めていくと、ズタボロのかつての町並みの残骸が入ってくるな。さっきの洋館よりも新しいと思しき物件なのだが、こうしてみると、安普請の家々に関してはやっぱり劣化が早いのが伺えますよね。メンテとかもほとんどやってないだろうし、完全建てたら立てっぱなしの放置プレイ。

 

玄関部分もトタンやアルミサッシ、その下に合板などで玄関の下半分を覆っていたり。どこかで見たことあると思ったらこのスタイルは徳島の秋田町遊郭みたいだなw

「浜脇二丁目二区公民館」

そんな、怪しそうな物件が多々あったりしたので、このズタボロ家屋もかつてのヤリ小屋かなんかと思ったら公民館でしたね。すいません間違えて。

次回はこの浜脇遊郭の残りの部分を詳しく見ていきながら、江戸時代から全盛期である明治ごろの記述とともにこの浜脇をチェックしていければ。と考えている。是非最後までおたのしみください。

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(2019)