【港前の】瀬戸内海に面した花街「糸崎町松濱遊廓」を訪ねる。【妓楼】(2)

 

全国裏探訪取材班は、糸崎町松濱遊廓に来ている。まぁ瀬戸内と言えばかつては北前船も行き来していた航路がありその為の寄港地もあるので結構遊郭が多いんだよな。今回はその一つなのだが、こじんまりしているので小一時間で回れると思う。さっそく見て行きたい。

「糸崎町松濱遊廓」

船溜まりの向こうには今回の目的地、糸崎町松濱遊廓が見える。港から遊郭が丸見えだったと思われるので、船乗りたちはかなり誘惑したんだろうな。

近年護岸が新しくなり、遊郭の2階部分しか見えなくなってしまっている。ただ2階部分を見ただけでも容易に遊郭と分かるな。

港らしく鎮守もあったり。基本的に古い街ですね。

遊郭の入口に当たる部分には木造建築の手前にモルタルが装飾された建物。この雰囲気にあってるよな。

これが糸崎町松濱遊廓のメインストリート。現行の住所でいえば広島県三原市糸崎7丁目。目の前が船溜まりになっているあたりが少し珍しいのかも。

船溜まりの前にこのような妓楼が。2階の窓が大きいのが特徴だな。それにしてもこの港は漁の道具が雑然と置かれていたりそんな雰囲気が全くないな。

この遊郭の往時の状況を昭和5年発行のかの有名な“日本遊覧社、全国遊郭案内”を引用しながら見て行こうか。案内にはこうある「廣島縣御調郡糸崎町に在って、山陽線糸崎驛で下車すれば東へ約一丁、殆ど驛の隣にに在る様なものである。」続

船溜まりにある「住吉神社」。糸埼神社(八幡神社)は糸崎町松濱遊廓東側にある。

「驛の傍らに八幡神社があつて、此の境内には神功皇后の調の井戸と云う古跡があるので、(井戸崎)糸崎と云うのださうである。」なるほどな。

 

「――(中略)――景色に善い事に於ては内海沿岸屈指の場處で、避暑には好適の地とされて居る。」

「店の制度は陰店で、娼妓は全部居稼ぎ制である。廻しは絶對に取らない。遊興費の基準は時間制で、一時間一圓五十銭、一泊は六圓と云う事に成つて居る。勿論御銚子が一本附く筈だ。」

なるほど、取材班が解説するよりわかりやすいなwこの格子の奥の奥に陰店として娼妓が居り営業していたわけか。それが港の前ですからね。

もしかして港の雰囲気が薄いのも、1956年(昭和31年)の売防法までここで商いが行われていたので、そっちがメインの商売だったんじゃないですかね。魚を釣るより、客を釣る。みたいな。この推察はあながち間違っていないのかも。

次回も全国遊郭案内を参考にしながら、この糸崎町松濱遊廓を見て行こうか。

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(2019)