【中四国最大の】広島駅から徒歩2分、戦後ドサクサ特飲街跡「大須賀町」を歩く。【私娼街】(2)

全国裏探訪取材班は、中四国最大の大都市、広島市の玄関口である広島駅に来ている。ここは原爆が投下され灰燼に帰した。駅前は戦後より私娼窟として大いに栄え社会問題化したため駅チカ「大須賀町」に特飲街が出来た。現在広島っ子の間ではここを「エキニシ」とも呼んでいる。今回取材班はここを取材している。

「STAND 美穂」

「スタンド 美都子」

もしかするとこのネーミングも当時の私娼の名前だろうか。いかにも特飲街らしい。それにしてもズタボロだな。

「大須賀カルチャー商店ビル」

なにやらサブカルチャー的な店舗も進出してんな。

「店員が居な は電話せよ」

随分上から目線な気もしないでもないが。まぁサブカルなんてこんなもんか“裏探”の思想もよっぽど偏っているかもしれないが。

この大須賀特飲街の建物はほぼ敷地面積≒建物面積となっており密集感が半端ないな。火事があればひとたまりもない。

「この街が 好きだから 放火は させません」

そんなことを思っていたら、こんなポスター。どうやら本当に放火が多いらしい。保険金目的もあるかもしれんが。

「味の店 扇福」

間口1間から2間の小さな店舗が並ぶ。

通には電信柱すらなく、大きい通りから伝う様に電線が張られている。完全な昭和スタイルだな。

 

大須賀町から駅方面を見た。高く聳え立つタワマンが印象的だ。戦後のドサクサ建築と現代の建築のハーモニー。

大須賀特飲街の中心部に来た。木造3階建て1階は近代化されているようだ。スナックか何かだろうか。

「喫茶 よしみ」

こちらは鉄筋コンクリート4階建てだ。少々1階分のスパンが低い気もするが。

「南区 大須賀町 13」

 

「祝女」

ここは強烈に当時の特飲街だったころの面影があるかもしれんな。何というか赤線臭と言うか。1階のドア2階の窓が陰のオーラしかない。

「カラオケ茶屋 山陽」

“陰”と言うがここ広島は山陽か。まんまなネーミングだな。

この建物も妙にひょろ長く木造3階建て。そうそう。この大須賀町かつてはドヤ街の一面もあったそうだ。そういた雰囲気もあるな。

「スタンド 驛」

 

「スナック パブ 待合室」

当時広島駅構内でも私娼が進出していた名残だろうか。店名に駅関係のものがあるが気にし過ぎだろうか。

今の大須賀町は時代の移り変わりか、駐車場になっていたり歯抜けも多い。過去の取材データを見ていると2008年の撮影データが出てきた。少し見てみよう。

(2008年)

かつてはこの大須賀町の入口にはレトロな電灯もあったな。

(2008年)

こちらは別の路地への入口。10年以上前は電灯も付いていたんだな。懐かしい。

次回も過去の写真と、映像付きで一番奥のDEEPな路地を見て行こうか。

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(2019)