【1泊】徳山の「みぎた旅館」実は徳山海軍燃料廠の将校宿泊所だった件【3000円】(2)

全国裏探訪取材班は、徳山の市街地外れにある「みぎた旅館」を訪れている。見るからに流行ってそうな雰囲気はしない旅館なのだが、取材班はこんな旅館にこそなぜかワクワクしてしまうのはなぜだろうか。さて、今回宿泊する部屋を見て行こうか。

今回泊まる部屋は、一番南西の端の部屋だ。昭和初期からの部屋だろうか、この厠の意匠も素晴らしくレトロだな。

少し遊郭チックな雰囲気がしなくもない。

今回は一人で宿泊したのだが、部屋の大きさは6畳+広縁の部屋だ。そこには規則性のない複数組の布団があり、6人くらいは泊まれそうな量の布団があった。空調も一応完備しており一般的なエアコンが据えつけられる。

取材班が部屋に入ったときにはすでに布団が引かれていた。

こちらは床の間、液晶テレビ、額、壺、アースジェットなどが標準装備。

壺の前には、7組ほどのハンガーが置かれていた。これも当然ランダムなハンガーアソートだw

広縁はやく3畳ほどで、ここにも布団を引く設計になっているのか、畳が敷かれていた。翌朝女将に話を聞いたのだが、この旅館は最近では合宿の宿営地などに用いられているという。

金額は1泊素泊まり3000円。相場は6000円と考えると激安だな。

 

広縁の端は部屋風呂に改造されており、入浴が可能だ。ただこの部屋風呂は予め自分で湯を入れないといけないので利用を見送った。

この旅館の中には共同の風呂が2つほどありそちらは、宿泊客向けにあらかじめ湯を貯めていてくれる。

少し共同部も見て行こうか。基本的にはこのみぎた旅館は南館と北館で構成されており、1階廊下はL字型で配置されている。ここは、その南館と北館をつなぐ部分だ。北館(左)へは少し傾斜がついているのが分かるだろう。

柱を見てもかなり古いのが分かる。

 

こちらは南館の廊下部分だ。この廊下を進んだ所にお風呂とトイレ、洗濯場がある。

南館隣接の共同風呂。大人なら2、3人は入れそうな大きさだな。

こちらは、改装済みのトイレ。手入れが行き届いている。

トイレから少し出たところには、ランドリーエリア。流石合宿で使うだけあって、かなりの台数があるな。出張組にもいいかもしれん。

 

続いて北館部分。こちらには勝手口があり相当な数のスリッパと靴があるな。どっちかと言えば合宿で使われるのは南側の玄関ではなく、ここ北館の勝手口かもしれんな。

北館勝手口を上がったところには食堂がある。今回取材班は素泊まりのため食堂を利用することがなかった。

北館にもきれいに改装された風呂があるが、南館のそれよりも小さいな。

大体、旅館のスペックと言えばこんな感じだ。明日明るくなってから、もっとこの旅館のディティールを見て行きたいと思う。動画でご紹介するのでお楽しみに。

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(2019)