【世界一長い】世界初!青函トンネル、海面下140mの「竜飛海底駅」に降り立つ。【海底トンネル】(6)

 
全国裏探訪取材班は、引き続き「竜飛海底駅」にて取材を続けている。
前回までは他の海底トンネルとの比較を説明した。今回は青函トンネル工事に導入された数々の新技術も紹介しながら地上行きのケーブルカーへ乗車したいと思う。
「先進ボーリング」
まず掘り進めるためには堀る前方の情報が必要不可欠だ。“先進ボーリング”という通常の垂直のボーリングとは違う水平に掘り進めるボーリング方式だ。従来の水平ボーリングは数メートル先までだったが、垂直にボーリング技術に比べ、水平を保ちながらの“先進ボーリング”は非常に高い技術力を要しました。そして、最高2,150mの水平ボーリングでは世界最高記録も樹立。前方の地質が事前に判明することにより、掘削マシンのパラメータの変更などがあらかじめ可能で、掘削不能個所を避けるなど効率的な掘削ができる
 壁に「吹き付けコンクリート」を施工する作業員。作業坑、斜坑、先進導坑などの部分は中に金網を入れ吹き付けコンクリートで施工、約20cmのかぶり厚となっている。この吹き付けコンクリートは路盤の安定が早く作業効率が上がった。
ちなみに本坑は約70㎝でかなり分厚い。
「地盤注入」
特殊セメントを地盤注入をする作業員
地盤注入されたコンクリート「セメントミルク」(左)と「水ガラス」(中央)を混ぜた「それを混ぜた特殊セメント」(右)。
青函トンネルの海面下の激しい水圧に耐えるため、予めこの特殊セメントを掘り進める方向の岩盤に注入孔を空け注入し、それを固まらせたから地盤掘削をした。
その注入範囲は、トンネル直径の約3~5倍に及んだ。
 「整流器」
坑内はディーゼルなど内燃機関の利用は出来ないため、坑内の充電所に置かれ、蓄電池機関車等のバッテリーを充電するための装置。
 「水平人車」
作業現場と斜坑底の間を作業員を載せて移動する。
 「作業用トロッコが到着する坑内」
 
 「青函トンネル竜飛斜坑線 体験坑道駅」
単線単行方式のケーブルカーで体験坑道駅から青函トンネル記念館駅の間の走行距離は778m、最急勾配250 ‰となる。
 形式「セイカン1」愛称は「もぐら号」だ。
 高低差140mを運行時間は約9分間で結ぶ。
 保安上のためかガイド以外に警備員が付き添う。
 
 ほどなくして「青函トンネル記念館駅」に到着。
 作業用の車両だろうか、もう一台黄色の車両もある。
 セイカン1には他に「宝くじ号」という名称もある。
次回はやっと地上、竜飛崎に出る。
 
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 (2012)