全国裏探訪取材班は松前線未成線区間を調査している。前回は松前駅と大島駅(原口)駅のほぼ中間に位置している小島地区まで辿って来た。
今回で未成線の後半を見て行き、松前線と未成線区間を皆さんと完走したいと思う。
〔41°30’03.0″N 140°01’07.2″E〕「茂草川」この川には橋脚の跡が見当たらなかった。迂闊ながら取材班の見落としかもしれない。既にご存知の方、現地にて発見した方はタレコミへどうぞw
〔41°31’48.0″N 140°00’14.0″E〕小鴨津川の未成線支承跡です。奥が原口(終点方面)で手前側(松前側)が路盤がないため、トンネルの予定だったのでしょうか。今となっては謎です。
〔41°32’16.4″N 140°00’01.8″E〕「大島中学校」2015年に廃校になった。ちなみにこの体育館の裏辺りに何か未成線の遺構らしきものがある。
画面中央にトンネルらしきものがある。これは完全に未成線跡です。
「江良集落」未成線沿線の集落の中では規模の大きな部類に入ります。かつては渡島大島などに開発部隊などを送り込んだ江良港もあります。ここ江良も、もちろん駅の候補地です。
〔41°33’50.4″N 139°59’14.2″E〕江良よりから大島駅(原口)にかけての国道228号線「二越橋」の下にはトンネルと思しき石積みを見ることができる。
拡大写真。トンネル開口部の上部分だけかすかに確認できる。トンネルに向こうは貫通しているのを確認できませんでした。
〔41°35’18.3″N 139°59’07.3″E〕「奥末橋」終点大島駅(原口)手前の川です。
奥末橋国道の下には橋脚(通称:牛乳瓶)がしっかりと残されています。
奥末橋から終点大島駅(原口)まで約1Km橋脚から先の沿岸も路盤の地形が確認できます。
〔41°35’51.0″N 139°59’12.1″E〕左にある水産加工の建物から右へ(北へ)まっすぐ未成線から転用された道路があります。そこを進むと大島駅(原口)です。
国道から原口市街を見る。江良ほどの集落の規模はない。
〔41°36’01.6″N 139°59’09.6″E〕水産加工の建物からまっすぐ来たのがこの場所「原口老人憩の家」。この周辺が未成線終着駅大島駅(原口駅)になる予定だった場所だ。
一駅前の江良に比べれば、集落は大きくないが未成線の趣旨自体がマンガン等物資の移動だったのでこの駅になったのか。真相は定かではない。
「1976年の国鉄地図」この先原口より、上ノ国町江差線を経由し、瀬棚線瀬棚まで延伸する構想もあったらしい。瀬棚線は1987年に廃線。また江差線も2014年に同じく廃線になっている。そんな構想夢のまた夢だ。いつか他の廃線跡も探訪しようとおもう。
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(2016)