【男の】生駒宝山寺新地を歩く〈生駒ケーブル宝山寺線〉【楽園】(2)

 
全国裏探訪取材班は前回は、生駒駅前のアーケードぴっくり通り周辺をお伝えしました。
ここからは、生駒駅に接続する、鳥居前駅から生駒ケーブルに乗り宝山寺駅まで向かいます。
さぁ、ここから、楽園?へと昇っていきます。
 「観光生駒」
を売りにしているようですね。ここには途中の宝山寺新地は描かれていません。
 生駒聖天宝山寺。だいぶ色褪せていますw
両側に吊り燈篭がある立派な渡し看板ですが残念です。
 ここが生駒駅と陸橋で接続されている、生駒ケーブルの乗り場です。
せっかくなので地上からアクセスします。
 山上遊園地の期待でしょうか。子供をワクワクさせるキャラクターなどが張られています。
しかし「新地」とかの言葉は一つもないです。大人のワクワクは秘密なんですね。わかります。

 天井にも子供向けの装飾です。

 次の駅、宝山寺まで切符を買います。時刻表をみるとざっくり20分間隔で運行しています。

 片道290円です。切符は珍しく磁気化されていない。
 左の宝山寺1号線「ミケ」号と宝山寺2号線「スズラン」号
 
 ミケ号が出発し宝山寺駅までの中間に、行き途違いがある(単線2両交走式)。しかも、日本で唯一これが2基のため通常は1号線だけだが年末年始や、ハイシーズンは2号線も利用しピストン輸送になる。
 行き違いの様子。ケーブルカーで複々線のように見える。宝山寺線は住宅街の中も走るため、踏切も3か所存在します。これも珍しいですね。
 宝山寺駅に到着。
 生駒山遊園地へ向かうには、ここから山上線に乗り換えます。

山上線も単線2両交走式となっています。

 
 日本全国のケーブル一覧表もある。レトロですがとても分かりやすいです。
生駒ケーブルは日本で最初の営業用ケーブルカーでかつ複線。見どころ満載のケーブルカーです。鉄道好きはぜひ行ってみてください。
 簡単ですが、ケーブルカー機構の解説等の実機展示もしています。
うーん、なるほど。教養が身に付きます。
 平日の真昼間のためか、誰いません。遊園地の看板も何も書かれていません。
 駅員は誰も居らず、自動改札機もありません。近鉄で唯一普通乗車券で、途中下車が可能なようです。
完全に昭和(大正)が残されています。
 
 大正時代の建設らしく、当時のモダニズムも少し盛り込まれているような意匠になっています。手前の緑の柵の部分は、臨時口ですね。年末年始などに開放するのでしょうか。
 凝ったレリーフの装飾が一部にみられます。開業が大正7年1918年。今年で開業100年です。ところどころ、古さはありますが、とても100年前の建物とは思えないほどしっかりしています。素晴らしい。こういう建築物を大切にとっておいてほしいです。
ケーブルカーという名のタイムマシンです。素晴らしい。次回へと続きます。
 
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(2017)

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