全国裏探訪取材班は、高松市のディープスポット「パラダイス通り」に来ている。さてそれはどんなスポットなのか。さっそく見て行きたいと思う。
片原町駅から約30歩でこのような渋い光景がある。もう震度5くらいで完全倒壊してしまいそうな佇まいだ。
この掲示板には昔の地図が更新されず掲示されていた。少しクローズアップしてみよう。
ここらあたりのかつての地図か。“コトデン”とか書かれてんな。まだマルヨシストアとか存在しない頃か。ローンズコトブキとか高利貸しも書かれてんな。なるほど。宵越しの金で足りないときはここで借りて遊びに行くわけか。
「泥棒貴族」ってどんなとこだよ・・しかも「夜間学校」とか。怪しい名前がめちゃあるな。
こちらにも「山王クレジット」とか言う高利貸しがある。「魔女の館」「プレイガール」とかこれ明らかに赤線ですやん。でで今現在存在しているには「北海」「五十鈴」などがあるな。
三越百貨店は今でもあるが、この三越の開業は1931年(昭和6年)。当然のごとくこの案内板にも載ってるな。
「さっぽろラーメン 北海」
北海。これはさっきの掲示板にもあったラーメン屋だな。かなり煤ぼけてんな。ラーメン屋には見えんな、和食料理屋みたいだ。
北海ラーメンから角を曲がるとこんな路地が。四方は暗いズタボロな家屋に囲まれすでに魔界の様相。ズタボロだな。
「順子の部屋」
うわ!結構ヤバいな。これ。順子って1925年(昭和25年)に一番多い名前だという。いつの時代だよ・・・
で、順子の部屋の入り口。ピンクで塗装されたドア。ここから順子さんが出入りしていたわけか。今はその順子さんどこに行ってしまったのでしょうか・・
今は誰もいない横町。これはどう見ても今となっては廃墟のパラダイスだな。
横町からどん突きのエンド部分を見る。2階部分の窓なんか赤線のそれに見えるな。どこか造形的。
見よ。このモルタルと木造のコラボレーション。軒の木の部分なんかもう既に腐りかけてて、指先で触れるとポロポロ崩れるし。もう末期的だな。
「2Fよろずや」
結構全てメニューが安いな。めし・しる。とか今どきの表現では無い事が確かだな。
あまりにも渋すぎて既に死期が来ているようだ。見どころが多すぎて写真をたくさん掲載したいので、次回もこのパラダイス通りをじっくり見て行こう。
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(2018)