【大爆発】山ごと吹き飛んだ「二又トンネル爆発事故」を探る【不祥事】(1)

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全国裏探訪取材班は、福岡県田川郡添田町へとやって来た。ここには戦後間もない頃に旧日本軍が保持していた火薬の処理ミスにより山一つが丸ごと吹き込んだ「二又トンネル爆発事故」があったことをご存知だろうか。取材班は現地入した。

福岡市から約1時間30分ほど行くと平家の落人伝説が残る人口1万人にも満たない福岡の中でも1、2を誇る弱小都市である。裏探訪でも有名な飯塚市から南東に下るとこの町に着く。

この事件は戦後間もない1945年11月12日に発生した。当時この「日田彦山線」は全線開通しておらず、添田駅から彦山駅までを「田川線」と呼ばれていた。1944年小倉北区にあった火薬倉庫が空襲により喪失してしまったため、当時の日本軍がこの地にあったトンネルを火薬保管庫として目をつけた。

現在の日田彦山線の彦山駅は相次ぐ災害から復旧を断念、残念ながらレールの撤去などが進み駅周辺も閑散としている。当時この当たりにはたくさんの軍事施設があったそう。戦後二又トンネルに残っていた火薬の量は532トン、信管185キロもあったらしい。

「彦山駅から現場を望む」

それだけの大量の爆薬が引火して大爆発した。当然、恐ろしい事になるのは当然のことで、画面中央が二又トンネルがあった場所である。お分かりいただけるだろうか。拡大して見てみよう。

トンネルのサイズは全長およそ100メートル程度。二つの山に分かれているが、ここは元々一つの山であった。左と右のそれぞれの山際をなぞらえて山を作るとわかりやすいだろう(写真はわかりやすいようかつての山影を破線でイメージしてある)。そもそもなぜ起こったのか気になるところだが、資料によると連合軍のユーイング少尉とその部下、日本からは添田警察署の巡査、部長など計7名が爆薬の保管現場のトンネルで作業にあたっていた。

もちろん処分するにあたって、火薬に爆発の危険性がないことはここにあった少量の火薬を実際に使って実験していた。導火線に火をつける前にも住人を避難させたり、火をつけた後もしばらくは彼らも見守りを30分ほど行い現場を去っている。同様にこのタイミングで近くにある吉木トンネルにも火薬に火をつけて焼却作業にあたっていた。

結果連合軍御一行様が離れての1時間後の16時30分頃トンネルから火炎放射器のように100mほどの炎が噴出、2時間後の17時30分に地響きと共に大爆発を起こした。その際にトンネルを含んだ山ごと吹き飛び現在のように線路は切り割り区間になっている。

「爆発当時の様子」

爆心地から半径2キロは木々は根こそぎ取られてしまい焦土と化した。当然このような山奥であることや戦後間もないことから救援物資も大したものがなく、また爆発の衝撃で線路は曲がり、山から吹き飛んだ土に埋もれて亡くなった者も多くいたそうだ。

かつてはトンネルだった区間は現在はこのようになっている。そもそも事故の原因は火薬の格納率にあったのではないかと結論付けている。同じく同日に行った吉木トンネルでは火薬の格納率約25%程度であったのに対し、二又トンネルはおよそ75%を誇っていたとされる。つまりトンネルの4分の3は火薬でパンパンだったということだ。そして事故当時トンネルからはまるで火炎放射器のように炎が噴き出していたという。

 

もちろん近くに住んでいた民家は吹き飛び、田畑は全焼、更には吹き飛んだ。かろうじて生き残ったものも、爆発により舞い上がった飛来物により多くの命を落とした。「二又トンネル爆発事故」はかなり悲惨だったようだな。次回も事故の痕跡を折って行きましょうか。

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(2021)