【民家】甲府市丸の内「暗渠バラック」を現場検証!【崩壊】(2)

全国裏探訪取材班は、山梨県甲府市に来ている。ここには戦後ドサクサ期にできたバラックがいまだに存在しているらしい。早速見ていこうか。

「濁川」

こちらがそのバラックの下を流れる濁川。戦前は通常の小川として地面に顔を出していたらしいが、戦後になり暗渠化された。

暗渠化された川の中を見ていこう。なにやらやたら落書きがあるな。どれどれ。

「無益な物は消すべし」「卍党参上」「世界征服卍地下本部」

地下には落書きのオンパレードだな。卍党なる組織の本部らしい。無益な物は消すべしとか言う優生思想もナチスそのものだなwいやでも、ナチスは右卍ですよ?

で、その卍党の地下本部の西側にも暗渠として伸びており、小川はバラックの下へと潜り込んでいる。でも、よく見てくださいよ。この暗渠とする為上に被せているコンクリートかなり薄くないですか?そう。これが今回ここを訪れる事になった重大トピック。

実は大通りに面するバラック物件群はこの薄いコンクリートの上に建築されている。そして、去る2021年(令和3年)5月にここの一部の物件がコンクリートを貫通し下の小川まで貫通したのだ。要はバラックの底が抜けて川に落ちたらしい。すげえなw

こちらが貫通した物件。上部の構造物はまだ残っているようなのだが、底は抜けているという。改めて地上から見ていきましょうかね。

いやあ、ここはなかなか狭いな。こんなところで何かしらの商売をしていたのか。

「立入禁止」

 
一応立入禁止という看板はあるのだが、通行はできる様子だ。でもこりゃなかなか狭いぞ。

だいたい、暗渠化された川幅は5、6メートルといったところだろうか。こう見るとこの下に川が流れているなんて一切わからんぞ。

で、その物件と電化ビルの間はだいたい2メートル弱ぐらいでしょうか。今は特に防備線張られており人が1人通れるくらいだ。

それにしても盛大なごみの山だな。煤けた汚さはまだ風情も出ますけど、のよごみの山は正直かなり商売にはマイナス。こんな場末のゴミ溜めで飲むやつなんか今どきいるのか。
 

いや。でも、中にはこんな場所で呑むマニアもいるのかもしれん。いやぁ〜この汚さがたまんねぇんだよ。なんて。

「立入禁止」「山梨県中北建設事務所 河川砂防管理課 連絡先 055-224-1664」

ほら、ここはやはり現在は行政の管理下に置かれているようですよ。河川の砂防管理課らしい。なるほど。さて、次回は今回のメインの「暗渠バラック」の崩壊現場を現場検証していきましょう。

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(2021)