【青線?】鹿児島市「易居町」白鳩百貨街跡を散策【闇市?】(2)

全国裏探訪取材班は、鹿児島県鹿児島市の「易居町」へとやってきた。今回は熱心な裏探訪の読者から投げ銭を頂戴したんで出張がてら街を徘徊していきましょうかね。

「易居町 3」

さてここ易居町は、鹿児島市の市街地でも一番北側に位置するところで、駅でいえば鹿児島駅に近い方面となる。鹿児島の市街地といえばココとかもある天文館が有名ですが、現在発展しているのは天文館よりもさらに南の鹿児島中央駅周辺なので場末の雰囲気が漂う。

で、まずはタレコミにもあったアーケード。完全に昭和の残照が今でも色濃く残す場所なんですけど、地元民にも聞き取りを行ったところ「白鳩百貨街」という場所だったらしい。一体どんなところなのか、早速入っていきましょうかね。

いやぁそれにしてもアーケードに近づいていくと、長年の風格というか貫禄を感じることができるなぁ。ここがタレコミをいただいた方の祖父が絶対行くなと言っていたところなのだろうか。

アーケードの中に開店している店舗はほぼなく寂しい限り。アーケードの全長はせいぜい30mほどだろうか。こんな死んだ商店街がまだ天文館以外の鹿児島にも存在する現実。

アーケードのディティールをみていくとこんな感じで鉄骨で頑丈に組まれていそうなんですけど、よく見るとその鉄骨も錆がまわりすぎて途中で劣化分断されているのがお分かりだろうか。台風王国の鹿児島でよくここまで持ち堪えたなw

トタンと思しき上の屋根も見ての通り、風化が進み金属の厚みがなくなりまるで金魚すくいの紙の如く破れてしまっているのがみて取れる。

屋根を見上げるとこんな感じでほぼ屋根の機能を果たしていないんですけど、逆に風を通して受け流すので上昇気流で飛ばさらずに済んでいるのかもしれん。

一番新しい店舗的なものでこの有様。もうすでにお亡くなりになってから20年ぐらいにはなるんじゃないですかね。取材班の一人は転勤で20年前鹿児島に済んでいたらしいんですけど、その時来ればワンチャンココみたいに辛うじて1店舗くらいやっていたのかもしれん。

 

とはいえ、今回タレコミを頂戴したのは中年の4、50歳の読者のようなので、その方が若い頃祖父に「行くな!」ということはもう30年以上前、もしくはその祖父の若い頃の事の可能性もあるので、30−50年前のことなのだろうか。詳しいことをお聞きしたがその肝心の祖父は他界したため今となってはその線で調べようもない。

「信州食堂」

易居町3のこのオンボロの白鳩百貨街のアーケードを抜けていくと、信州食堂なる昭和風情の食堂が。現在はもう閉業してしまっているようなのだがここは近年までやっていた雰囲気。

なぜ鹿児島こと旧国名薩摩で、信州なのかはわからないが、ご主人の出身が信州とかだったんですかね。定食類一般から焼きそば、ちゃんぽん、かつ丼まで日本人の遺伝子に深く刻まれた定番メニュー。特段信州の蕎麦とかを推しているわけでもなさそうだし。

「ラーメン岩岩」

そういえば、鹿児島でラーメンといえば「くろいわ」とかも有名なんですけど、この岩岩も地元では知られた存在。そういや10数年前取材班もここで鹿児島ラーメン食ったことあることを思い出した。ここのうらに「白鳩百貨街」があったんですね。全然知らなかった。さて次回も、この白鳩百貨街周辺の様子をみていきましょうかね。

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(2020)