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全国裏探訪取材班は、福井県越前市の「尾花遊廓」を探訪している。尾花遊廓を擁す越前市に関して、福井県内第三位、8万人の弱小都市なんですけど、トップの県庁所在地の福井市にもここまで古びた遊郭跡はないんで以外に見どころが多い。今回もだらだらと見ていきましょうか。
こちらは尾花遊廓の大通り東側にあるとある物件。これも明らかに遊郭っぽいんですけどどうなんでしょうかね。
いや、遊郭っぽいじゃなく。これは遊郭だった物件じゃないか。最近まで転業旅館だったような面影あるぞ。
こちらが裏側から見た風景。現在は空き地があるんでこんな感じで見ることができる。いかがですか?母屋はL字型に開智されており中庭もあるようだ。こう言う物件がここに連なっていたのかぁ。
正面斜め上から見るとこのような物件。現在は両脇に空き地になっていますけど、往時はこの両側に同じような物件が並んでいる脳内イメージが湧くのではなかろうか。

こうして3D的に空撮で見ていくと、部屋の配置なんかもおぼろげに想像できてくるのではないだろうか。決して日本五大遊郭にあるような豪奢な妓楼ではなかったようだが、北陸の8万人の都市にここまで立派な遊郭があれば、天晴だろう。
2階の窓を見ていくと、このように木で組まれた特徴的な意匠の窓枠と、後年改装されたであろうアルミサッシが見て取れる。
そしてこの物件の裏口がこんな感じ。裏口も通用口的な用途だったのだろうが充分艶やかだな。それなりにいい雰囲気の料亭ぐらいの構えはある。
裏手にもかつて旅館だったことを示す行灯が柱に取り付けられている。
扉から中を少し覗いてみよう。廊下がメインの玄関までストレートに続いているのが見て取れよう。その間には衝立も置かれていたりして、やはり旅館風情だったのが垣間見れる。現在の主ははかなりのお年寄りなのだろう。介護保険で取り付けられたであろう手摺もありますね。
「浴室」
物件無内をよ~く見てみると浴室もありますな。ここで大勢の男が汗を流していたのだろうか。それとも女郎と?
「マルフク」
そんなくだらない想像をしながら街を歩いていると日本で一番有名な電話金融の看板も今でも残っていた。この田舎の象徴のような看板ももう少なくなってきましたよね。もうすぐ絶滅危惧種に指定されそうだ。
「Snack 恵」
とにもかくにも、この辺はこういう煤けたスナックや盛り場的要素がかなりあるので、マルフクみたいな高利貸しがあったわけか。まぁ呑む。打つ、買うはお金が必要ですからね。
「斎藤質屋」(写真左)
ちなみに大通りを南に抜けきった尾花遊郭の結界外には質屋もありました。やはり、遊郭には質屋も標準装備なのが確認できた。
以外に見どころが多い「尾花遊郭」次回はいよいよ最後になります。いつもながら乱文乱筆失礼。今日は眠いのでここまでです。
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(2021)