【肉まん】佐嘉神社境内の赤線バラック「松原親和マーケット」【もあるよ!】(2)

全国裏探訪取材班は、前回から佐賀市内の「松原親和マーケット」に来ている。ここは戦後、引揚者や生活の基盤を戦争で失った人々が生活再興のため作った、言わば戦後ドサクサの闇市的な場所だったのだという。駅前ではなく佐賀城や佐嘉神社の目の前というのはまた驚きだ。さて今回も見ていきましょうか。

現在その「松原親和マーケット」の場所はアーケードの一部が無残にも残るだけになっている。だんだん駐車場へ変わって行っているようだ。当時は80件ほどの店舗があったらしい。

ここがかつてずっとアーケードだったところ。もう駐車場勢力に押されほとんど残ってないなぁ。一気にアーケードがなくならないのもいろいろ人道的な処置がされてるからなのでしょうか。まだここでは戦後が垣間見られる。お、奥の物件はまだ残ってんのか。

一番南側には国道264号線貫通道路というのが、佐賀の東西を貫通している。いわば佐賀の大通りだ。かつては松原親和マーケットの出入り口だったところなのだが、ここはまだ営業中みたい。

「鶴乃堂本舗」

この営業中なのは鶴乃堂本舗という、2兆円の赤字で潰れた某航空会社のロゴにまんま似たロゴが特徴的だw

ここは本当に昭和にタイムスリップしたような感覚になる。ショーケースなんかもかなり古いし。看板も見ての通りだ。

国道沿いの店構えもこんな感じ。さらに看板看板看板。蒸し機なんかも令和の代物じゃないが、その蒸し機からの蒸気がこの店のトレードマーク。時より国道沿いに一時停車しこの鶴乃堂の饅頭を買い求めに来る客が結構居るのは驚いた。なかなか愛されてるんですね。

もちろん、その饅頭もオートメーション化は一切されておらず、もう何十年選手と思しきおばちゃんがせっせと餡を皮に包んでいた。

「手造りの味 肉まんじゅう 鶴乃堂」

 

そこで取材班も一個買ってみることに。購入したのは肉まんじゅう1個150円。ほかには黒糖まんじゅうやくずまんじゅう、甘酒まんじゅうなんかがありましたけど、おすすめはやっぱり肉まんじゅうのようだ。これはなかなかいけるぞ。

さて、ぶった切られたアーケードの中にはまだ小さい商店が1つ2つありここは簡単の食品を売る商店。駐車場のど真ん中に鎮座している。

大して何も売っていないような店だったが、店主もまだご健在だった。もう店じまいの日は近いのだろうか。店主がこの世から消えてる時が店がなくなる日だったり?

この「松原親和マーケット」の南側はもうアーケードはほぼなくなり、駐車場と化しているのだが、北側にはまだまだ怪しい町並みが残っているようだ。次回はそこんとこを見ていきましょうかね。

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(2020)