【白良浜】ハマギンザ街道裏の「白浜遊郭」を見学する!【から1分】(4)

全国裏探訪取材班は、和歌山にあるリゾート地「南紀白浜」に来ている。ここは全国女性街ガイドでは淫蕩の湯と言われていたようで「白浜遊郭」というピンクゾーンがあったんですよね。今となってはパンダの街なんですけど現在のイメージと違い過ぎる。

元白浜遊郭の西側のエリアにもこんな感じで高低差があり、地元民曰くこっちも昔は妓楼があったのだという。まぁ売防法以降はこの白浜遊郭は徐々に衰退したらしいが・・

ここなんかも、そんな往時の風情がしなくもない。高低差を利用した玄関口があって中の様子が一切伺えない遊郭っぽい雰囲気。

中を覗くとこんな感じ。少し庭園のような風情なのだろうか。さて、今回も1955年(昭和30年)に発刊された「全国女性街ガイド」の続きを見て行こう。

「芸者と酌婦を合わせて二百名。どちらも毒気どっこいですれっからし族。大阪からがたがた来て教育するから一人一人の女の味なんてものはゼロ。〈芸者の泊まりが三千円、酌婦が二千円〉(続)」大阪から女が輸入されてきて、女の味がゼロとか、なかなかボロカスに言われてんなwこういう文脈からも当時の女の扱いがよくわかる。男尊女卑真っ盛りか。

「シロシロもあればシロクロもある〈一回四千円、宴会用一万円〉。他にも紀州勝浦のまねをしてラウンドガールというのが十二名ほどいる。早い話が女三助である。ストリップで風呂場に来て、目的意識的にもんでくれて二十五分で二百円。二人きりだとその他の要望にも応ずる。別途五百円。但し、膝を擦りむく可能性が濃い。(続)」

なるほど。この場合の“三助”というのは洗い婦という事か。女が裸で風呂場にやって来て、揉んだりしてくれる。しかも、それが二人きりだと膝を擦りむく・・これを現代でいうソープって言う奴ですかねw

「山王神社」

それにしてもこの街並みは保全されてる物件もあったり、いい感じにエイジングされてるな。白浜遊郭だったと思しき西側の一角には山王神社という社あり。

「Bar 九十九」

そして、取材班は表のハマギンザ街道へと出て行く、するとバー九十九という酒場が。これは妓楼の九十九荘と関係があるんでしょうかね。

 

表通りにも、スナックやオンボロの酒場などが並んでいる。観光地の筈なんですけど場末感あるな。

ほら、ココなんかもオンボロ酒場でしょ?これはなかなか渋いな。夜はボンヤリネオンが光って怪しい雰囲気満載なんでしょうね。

お(!)しかも、このオンボロ酒場の一つ裏手にはまた蔦まみれの物件がある。これは何なんでしょうかね。さて行ってみましょうかね。

次回「白浜遊郭」のラスト。最後までぜひ一緒に徘徊しましょう。

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(2020)