【限界集落】にみる「一人暮らし」の老婆の「孤独」な最後を取材する【高齢化社会】(1)

全国裏探訪取材班は、鹿児島県霧島市に来ている。超高齢化社会に突入したといわれる日本。一人暮らしは何も若者だけではない。若い人達が出ていってしまった限界集落で老人達はどんな生活を送っているのだろうか。とある村を訪ね、勢力的に取材する。

霧島市にある、とある村である。この村には若者など誰もいない。そのため、日中に歩いている人もいない。個人商店は早々と限界を迎え、半径5km以上には商店が存在しない。

村を探索していると、一人の老婆がこちらに歩いてきた。喃語のような言葉を取材班をついてこいと手招きしてくる。どうしたのかと尋ねると言葉を発っせず、ボディランゲージをひたすらしてくる。どうやら聾唖者のようだ。“老婆”心ながらついていこうか。

どうやらここが本人の家らしい。どこでも見かける何の変哲もない安普請の家だ。恐る恐る着いていくと、家に上がれと手招きをしてくるので、何かあったのかと思い家にお邪魔することにした。

何か手伝ってほしいことがあるのかと尋ねると、家にあがるなり、今度は我々の話は聞かず、そそくさと準備を始める老婆。何をするのか。

取材班はもう察してしまった。注がれて口をつけていないだろう湯呑、飲みかけの紙パックのジュース、トイレットペーパーで覆われたご飯、トイレットペーパーの使いかけと未使用品。これは単に自分の身の回りを整理できないババアではなく、自分が認知できていないのだと。

隣の部屋から老婆が返ってきた。こっちへ来いとしきりに誘うため、どうしたのか訪ねながらついていく。

奥の部屋へ来いと言われ、更に奥に進む。写真上の二人の写真はどうも父親と母親らしい。詳しい没年は会話がままならないのでわからないが、遺影の若さから父親を早くに亡くし、その後母親も年齢で亡くしてしまったようである。子供の写真や、親族の写真がほぼないことから、この老婆は長い間この家で一人で生きてきたようである。

奥の部屋にあったオルガンを見せられ、急に弾き始める。いきなりの音にホラー映画の如くビビった取材班wこのオルガンを見てわかるだろうが、物の整理が全くできていない。写真の中にある道具だけでもまるで関連性がないものばかりだ。

 

そしてまた急に踊り始める。踊りが好きだったのだろう。同じメロディを飽きるほどしばらく聞かされる。面白いだろう(!)と要求してきた。伝えたいメッセージが全くわからない。とにかく頭がちょっとアレなようだ。

今度はタンスを見せてくる。何を知って何をどうしてほしいのか全くわからない。自慢をしているようだが、タンスには4着程しか服はない。どういうことなのだろうか。

片付いているのかも、捨てられないのかよくわからない。畳も腐ったのかわからないが、一部剥げて小さなゴミとなっている。床に寝そべると服がかなり汚れそうだ。

この写真、どうも母親らしいが右側奥はどうも神棚のようにも見える。花は生花でメンテナンスはされているようだ。

 

次はキッチンを案内された。んー、なるほど。写真に写っている粉末スープは全て賞味期限切れ。そして茶碗はホコリ被っている。キッチン用品は経年劣化で使用感がない。つまり、この老婆は自分の意思で生活していることや、自分の意識で行動ができていないのだろな。

次回、後半もよければご覧ください。

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(2020)