【津・つ】三重の九龍城「大門商店街飲食店街」とその界隈。【と言う県庁所在地】(7)

全国裏探訪取材班は、もしかしたら三重県津市のもっとも古いマンションかも知れない「大門商店街飲食店街」の2階住居部分に来ている。日中で上の階なんで明るいと思ったのだがこれが予想以上の魔窟だった。さて、続きをご覧いただこう。

写真で見ると東南アジアか大陸のズタボロスラムか。と見まごうほどの荒廃感に見えるのではないだろうか。洗濯機が置いてあったり、バケツが置いてあったり、物干しがあったり。令和とは思えんな。

住居の玄関と思しき前にはスーパーの買い物かごに日焼けしまくった傘そしてゴミ袋とこちらも生活感満点。てかスーパーのかごをマイバッグ代わりにするなよエコかもしれんが。

こんな流し台も健在。もしかして物件内キッチンは無いんでしょうかね。これって昭和60年代の木造長屋の軒先の風景だな。それが、この鉄筋コンクリートの2階の住居部分で見られるわけだ。これはマジでレア。

しかもそんな路地は奥に続いているんですけど、奥に並べられるようにバケツが続いているのも見どころの一つ。これ何なんでしょうかね。まさか雨水を再利用するっていうこれまたエコな取り組みなんでしょうか。

マジでバケツとか洗面器とかどんなけあんねん。しかも雨水とか蓄えてエコなのかもしれんが溜まった雨水にボウフラが湧きまくてって容赦なく取材班を蚊が襲う。これはなかなかの強敵だった。

住居の中を少し覗いても洗面器やバケツが置かれている。これは雨漏り対策ですかね?何れにしてもよーわからん。

部屋の窓の外には物干し棒ならぬ、物干しロープもあったり。これはなかなか古典的な生活システムだな。

そして屋上部分には老人憩いの家庭用小型洗脳装置通称テレビのアンテナも設置されている。一丁前にパラボラアンテナもあるし。

 

物件の中を覗くとこんな感じでもう家主は居ないようだ。間取りで言えば6畳ぐらいだろうか、一部は畳も剥がれておりズタボロな様相。ソファもエアコンも置かれていたな。

室外機もこの通り。かなりレトロな室外機ではないだろうか。これはエアコンと言うより“クーラー”だな。

こっちの住居の内部もやはり誰も居らん。もうすでに全員退去済みなんですかね。中にははしごのようなものがあったりもするんで、メゾネットですかね?

一部には共同の炊事場と思しきところがあったりと、時代を感じさせる造りとなっている。まるで、水道とか設備が整ったキャンプ場のような生活だったんじゃないでしょうか。

 

コンクリートでできた流し台にはスリッパもあったり雨樋が落下していたり、現役で使われて居そうにもない。

あ、でもここなんかは洗剤も今さっき使った形跡があるし、二層式洗濯機もさっきまで動いていたような気がしないでもない。ここは人が住んでいるのか。この物置にもスーパーのかごがあるのは笑ったが。

うわ~洗濯物も干されてるな。これはまだ、大門商店街飲食店街の2階部分は現役で生活空間として供用されているという事か。

取材班は、そんな魔窟のような生活空間に隣接した共同部分をまだまだ奥へと進んで行くとしようか。

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(2020)