【リアル】倉敷「玉島地区」の昭和の街並みを散歩する。【三丁目の夕日】(1)

全国裏探訪取材班は、岡山県倉敷市の玉島地域にやってきた。なぜこんな回りくどい書き方をしたのかというと、実はこの「玉島」という地域は歴史的にも倉敷市とは別の区分だった。市町村合併前は玉島市という行政区分で独立した歴史を歩んできた。

「新倉敷駅」

「玉島の魅力 ここは備中 玉島湊 絵の町 詩の町 歌の街 文化の花の咲くところ」

駅の片隅には「昔が聞こえる湊町 歴史探訪にどうぞ!」なんて書かれている。1975年(昭和50年)に山陽新幹線が博多まで全線開業。その時に玉島駅から新倉敷駅に改称された。実は玉島って新幹線でのアクセスもいいんだよね。

「ようこそ玉島へ」

取材班は県道41号線を南下し玉島地区中心部へと向かう。新倉敷駅から玉島中心部までは約1.5キロぐらいか。

「清心町」

さて取材班は中心地っぽいところまでやってきました。アーケードには「清心町」と書かれており人は、、一人もいないな。

アーケードないは完全に個人商店の密集地といった感じだな。ほとんど閉まってるのか。どこが清い心なのだろうか。

靴店、衣料品店、薬店、化粧品店、専門店が並ぶ。今では大型スーパーがあればもう必要ない物件群。駅からも遠いし、駐車場もないから誰もこないだろうし。

「純喫茶 オスロー」

うわーもうこれ完全に昭和だな。看板も上がってるし、まだやってるっぽいけど電気はついていないっぽい。

再度清心町交差点まで戻ってきた。こちらから東側にも商店街が続いており土地が上がった部分には羽黒神社という神社があるようだ。

 

こちらも半廃墟状態。高台にある羽黒神社を囲むように商店街があるのだが、そっちも見ていこうか。

本屋、洋服店こちらも完全にしまっていますな。それにしてもまだ人とすれ違っていない。これまじ大丈夫か。映画のセットみたい。

そうそう、そんな映画のセットみたいな町なんで映画のロケにも度々使われているらしいんだよね。昭和30年台の東京下町を舞台にした「ALWAYS三丁目の夕日」なんかも玉島で収録したという。

「銀座商店街」

前までは銀座商店街はアーケードがあったというが現在はアーケードが撤去されてしまったという。

 

「おしゃれの店 シントヨ」

半廃墟といっても過言ではない羽黒神社を囲むように配置された商店街なのだが、一際めを引く商店があった。その名もシントヨ。これぞTHE昭和デザインという親子3人をモチーフにしたデザインがこれでもかと奇抜なオレンジ色で並んでいる。

「Sun Mode Interiors 羽黒屋」

この営業してるかしてないかよーわからん、羽黒屋ってやっぱり羽黒神社からもらったんですかね。

そのシントヨから少し入ったあたりには、既にお亡くなりになっているスナックのような物件がまだありますね。

 

中には、木造の料理屋というか旅館風の物件があったり。ここも残念ならがらやってはいないっぽい。

裏からみてらこんな感じ。玉島港の水路沿いに建てられているので夏なんかは涼しげだったんじゃないでしょうかね。

かつて「ALWAYS三丁目の夕日」でロケ地に使われた「港水門」は今は改築されてしまった。

「港水門」〔Wikipediaより〕

かつての水門はなくなってしまったが、玉島は水路による風光明媚な景色は健在だ。次回まだまだレトロな風景をみて行きましょうかね。

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(2019)