【九州の】旭化成の本拠地「延岡」の怪しいスナック街「岡富遊郭」を裏探訪。【ベニス】(3)

全国裏探訪取材班は、かつての「延岡町岡富遊郭」に来ている。全国遊郭案内にも掲載され、往時の建物はほぼ失われているものの、戦後の赤線・新地の雰囲気がいまだに色濃く残る場所でもある。今回は、その残り見ていければ。と思う。

例の豆タイルの物件のある中心地から五ヶ瀬川方面を見る。川の堤防が正面に見えるが、その手前左にはビジネスホテルとラブホテルが・・

ビジネスホテルと言ってもサラリーマンが泊まると言うホテルというよりは、昭和の連れ込みホテルといった感じ。

「ホテル プリンス」

その名ばかりビジホの隣には、今度はラブホテルか。こっちも連れ込み系のホテルて感じですよね。この看板とかクラシックすぎるだろ。

写真からそれが伝わってくるだろうか。どうも健全感じには見えないんですよね。

このホテルの看板を遠くから見てみる。うわー赤線の残照が見える気がしませんか。手前には怪しいスナック街。奥には昭和の連れ込みラブホの看板。これほどの渋さを醸し出せるのも宮崎でもここだけなのではないだろうか。

五ヶ瀬川の護岸から物件を見る。煤けたミルキーミントグリーンとピンクのデザインを見る。川に面した各部屋には布団が干されている。夜湿りきった布団を干しているのが妙なリアル。今でも現役の小屋なんですね。

「山中産婦人科」

で、この護岸から対岸を見る。何の因果か、産婦人科の看板がこちらを向いているではないか。全国の色街の近くには産婦人科とか、名を変えてレディースクリニックとか多い気がするのは取材班だけだろうか。いろいろ意味深だが。

そんな昭和のピンクな残照を見ながら、取材班はメインストリートを進んでいきます。

 

「SNACK 風鈴」「スナック 愛」

やはり怪しいスナックがずっと軒を連ねる。

喫茶店だろうか、美容院だろうか。今となっては何に店かも知る由もないが、このクリアオレンジのドアがこの町の雰囲気を伸張させているのは間違いない。

歩いてきた通りもほぼ終わり、もう流石に何もないかと思ったがまだありましたよ。怪しい妓楼風の物件。入り口が2つあったり2階の雰囲気。

屋根の上には民家にはあまり見られない、鯱鉾ような装飾もありますね。

 

こちらも平成期の飲み屋の残骸だろうか。この小さな建坪で何件あったんだろうか。シャッターが4枚もあるな。

こっちにも妓楼か、貸座敷かっぽい物件が。あんまりに怒ってないかと思ったら結構残ってるんすね。

こんな物件を見ながら、取材班は残る界隈の様子を次回もお伝えしましょうかね。

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(2019)