【忘れ去られた】死んでいるけど生きているゾンビ駅「旧成田空港駅」東成田線「東成田駅」に降りる。【ターミナル駅】(5)

全国裏探訪取材班は、まるで映画のセットのように昭和にタイムスリップしたかのような錯覚に陥る元ターミナル駅「東成田駅」を裏探訪している。さて、前回からの続きを見て行きましょうかね。

前回からお伝えしているように、東成田駅の地下構内には今だに開港当時の模様が色濃く残っている。よく見てみると、奥にある看板なんかもなんだかクラシックな感じがしますね。

こ、これは・・日暮里に上野、それに大宮、新宿・・これは山手線だな。なるほど。この案内板は東京都心からのアクセスルートを示しているわけですね。これをよく見ると、都心から成田空港へのアクセスは京成電鉄京成線だけだったことがよくわかりますよね。JRもなければ、京成スカイアクセス線もない・・やっぱりこの東成田駅が成田空港の唯一のターミナルだったわけだ。

新駅が開業し、かつてのターミナルは今はこの有様。現役時代のこの駅は、京成線内では最も利用客数が多く、1日平均乗降客数は2万人を超えていたという。

そのマンモス駅も、今では日中は客がほとんどいないゾンビ駅になるわけだ。なお現在の乗降客数は1日約1700人。日中は人がいない理由は、この1700人の乗降客の殆ど空港関連の人員だという。確かに管制塔もここからかなり近かった。

インフォメーションだろうか。ここで多くの旅人が利用したのだろうが、それも今は昔。ひっそりと冷たい空気が流れる。

ずっと奥にはレストランの残骸のようなものも見えますね。やはり日本一の空港だけあって、構内にはレストラン売店その他商業施設が入っていた。

取材班はさらに地下へと降りて行く。

「1・2番線」

2面4線のプラットフォーム。現在は1・2番線という事に成っているが、実はかつては3・4番線と言われていたようだ。それでは過去の1・2番線はどうなっているのか見て行きましょうかね。

「旧1・2番線」

現在の1・2番線も十分薄暗いのだが、向かいのきゅう1・2番線は非常電灯だけなのか。かなり薄暗い。きゅう1・2番線は特急スカイライナー用のプラットホームだったらしく今は留置線としての運用だという。

「なりたくうこう」

旧ホームにはしっかりと、なりたくうこう。とかつての駅名が掲示されているのが分かる。完全に放置プレイなんすね。

「若松本店」

空港利用者に向けてだろうか、成田山門前のホテルの広告。それにしてもいつの時代の広告だよ・・

現役のホームにも同じベンチがありますね。今のベンチのように樹脂製ではなく木製。大柄な客が端っこに座ったら反対側が浮き上がって破壊されそうだな。

「出口」

誰も居ないこんな薄暗いホームで40分間待ってたら、なかなか不気味だな。待てば待つほど時間が長く感じる。

「(東成田)芝山」

やっと来た!と思うと芝山行電車。芝浦じゃなくて、芝山?ネーミングセンスからしてド田舎っぽい。そう、この東成田駅から、一駅東に行ったところに「芝山駅」というところがあり、このひと区間は別の鉄道会社「芝山鉄道線」という。なんとこの芝山鉄道は日本一短い鉄道だったり色々アレなんですよね。また別の機械に紹介できれば紹介します。

皆さん、成田空港に起こしの際はくれぐれも東成田には来ないように・・

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(2019)