【関東最果ての】潮風香る漁港「銚子漁港」の元赤線「田中特飲街」はアジアスナック街に変貌していた。【私娼窟】(4)

全国裏探訪取材班は、港町銚子のディープスポット「田中特飲街」へ来ている。元々銚子には色町が3カ所ほどあったのだが、松岸遊郭、南町、そしてここ田中特飲街なのだ。

この中で一番古い遊郭は、利根川沿いの松岸遊郭だ。この松岸遊郭は海運で栄え往時はかなりの賑わいだったという。

この松岸遊郭は今でいうとかなりハイエンドな遊郭だったらしく、地元民は一切お断り。客は他地域のマグロ漁船の幹部や高級乗組員だけだったという。今ではほぼ遺構がないらしい。

で、この松岸遊郭は、利根川水運が近代に終焉を迎え、その後釜になったのがこの田中の私娼街だ。田中は割安な御茶屋として大衆に大いに受けた。その後、戦後になり田中特飲街となった。

なのでこの田中は、よくある赤線地帯のように、遊郭からの赤線ではなく。戦後は私娼街から赤線となった。ここで特飲街として公的に営業が認められたわけだ。

「健康エステ 爽 さわやか」

今現在の田中を見て行くと、このようなエステ店があるな。マッサージの類か。昼ひなっかっからドアを開けっぱなしで、どこか怪しい感じがしないでもないよな。で、観葉植物で目隠し・・w

そのエステ店からもう少しだけあるくと、なにやらズタボロのアパートが。てかゴミだらけだし・・

一応、飲食やマッサージとか清潔でなければならないテナントだがきったねーんだよな。すげー腐敗臭だ

やってる店もあるかと、取材班は足を踏み入れるが、営業中の店は全くない様だな。てか管理すらされてないようだ。

 

「タイ国王式マッサージ TEL 24-6027」

タイの正式名称として、タイ“王国”式にしたのかと思ったが、タイ“国王”式だ。一体どんなマッサージなのか。さっきの爽と同じようにココ見玄関が開いている。やっているのかと思ったのだが・・

中を覗いていると、もう既に誰も居なかった。完全放置プレイだし。てか、夜逃げしたような雰囲気。大丈夫か。

カレンダーをみると2007年で止まってんな。そこから、家主が不在と言う事か。まさか当時から出入り口開けっ放しなのか。10年以上だぞ・・まるで廃墟だなこのアパート。

この辺の佇まいがもろに赤線チックだよな。ただ殆ど、看板が取り外れれているようでここももぬけの殻になってんな。

 

逆側を見ると、同じくダメになった飲み屋の残骸だな。

「おおいわ」

これはたばこ屋か何かだろうか。自販機を見ても商品が半分くらいしか入ってないし。店の入口もひたすら何かが置かれてんな。

次回もこのひたすら汚く、アジア被れした田中特飲街を見て行こう。まだまだ半分も紹介できていない。

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(2019)