【湘南の】JR藤沢駅近くにあるズタボロバラック赤線ゲート「飲食朋友会」とその旧辰巳町周辺。【DEEPスポット】(5)

全国裏探訪取材班は、前回まで「飲食朋友会」を中心とした旧辰巳町遊郭・赤線跡をたどってきた。今回はそれに引き続き、その近辺にある街並みも合わして紹介していく。

藤沢駅前は無情にも高層マンションが建ちまくっており、戦後バラックの思い出など、かつての面影を消そうとしている。

そんな今でも、感度が高い読者ならば、そんな面影に今でも気づくかもしれない。

飲食朋友会エリアから西側に行くと小さい社が今でも残っている。元遊郭の鎮守かどうかは定かではない。

取材班は、周囲を探索するとすぐまた何かオブジェクトを発見。

「藤沢仲好会飲食業共同小組合」

なんと形容していいのかよくわからないネーミングだな。仲好とは“なかよし”でいいのか。しかも飲食業共同“小”組合。飲食朋友会に遠慮しているのか、小とつけているのがかわいらしい。

物件自体は飲食朋友会のそれには歴史・規模感では及ばないがここの小組合でも貫禄は抜群だ。しかしこれ階段が急すぎる。飲み過ぎたら奈落の道路に放りう出される角度だな。

「いらっしゃいませ お2階へどうぞ 赤ちょうちん 結城 かずこ 千成 悦 あばれ太鼓」

看板のしがアーチ状になっているのは、飲食朋友会をリスペクトしての事か。

 

「スナックルボール」

スナックなのか、ナックルなのか、ボールなのか。よくわからないが、ボールが落ちているのでナックルボールだろうな。

取材班は急で狭い階段を2階へと上がる。

2階も個人の小料理やスナック?が4、5店舗。1回と合わせてだいたい10軒程度か。

 

「スナック 酔笑 ヨイ ショ」

2階もアーチ状の意匠がさり気にあったりするところがまたイイよな。

「かずこ スナック」

ある調査によると、この“和子”という名前は1927年(昭和2年)から1952年(昭和27年)まで25年もの間、日本の名前の1位と2位に必ず入っていた名前だという。それにしても、かずこの右のキスマークが何を暗示するのかは分からない。入店してのお楽しみ。ということか。

藤沢仲好会飲食業共同小組合に2階から西側を見る。住宅街のようだ。

 

「とんかつ 藤沢市藤沢536 TEL23-3252 かつ善」

何回かオーナーが入れ替わっているのか。看板の塗装のレイヤーがいくつかある。その中で一番かつ善のみが目立っているな。

チェーン展開していたのか。左の看板にはそれぞれの店が並ぶ。そういや川崎にもかつ善があるのを知っているので、ココで調べると・・電話番号の下4桁が“7715”。ビンゴ!今でもあるようだ。残念ながら藤沢はこの有様だが・・

さらに、ちょっと進むとバーがあるな。少し怪しさが洩れている。

さらに歩き進む。「朋友ビル」明らかに飲食朋友会からルーツが来てるよな。

「スナック 洋子」

洋子という名前も、大体和子と同じ時期に、2位と3位を行ったり来たりしていた名前だな。ネーミング、安直すぎないかw

まぁそんなこんなで、藤沢駅北を探訪したわけだがいかがだっただろうか。

飲食朋友会に通じる探偵が通りそうな小道。怪しさ満点だな。質屋に抜けることができる。

そういや、取材班が撮影を終えたのはすでに日没を過ぎ暗くなりかけだったんだが、徒歩で藤沢駅に到着するまでフィリピン訛りの堀が深い女にマッサージマッサージ!と声をかけられまくった。今はかつての花街は死を待つのみで、海外からの新興勢力に完全にやられてるな。商売女という意味では今でも健在だが・・

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(2018)