全国裏探訪取材班は関門海峡本州側、火の山公園に来ている。火の山山頂火の山公園には火の山ロープウェイや火の山パークウェイで自家用車にて上がってこられる。
ここからは、関門橋や海峡最狭部「早鞆の瀬戸」を見下ろすことができる。


この火の山展望台は“菊竹清訓”設計、1973年(昭和48年)に建てられた。
変わった建物マニアならば、菊竹清訓と聞けばピンとくると思う。


菊竹清訓は日本を代表する建築家。1928年(昭和3年)-2011年没。1960年代からは建築と都市の新陳代謝、メタボリズムを黒川紀章らと提唱。1970年(昭和45年)大阪万博でのエキスポタワーなど特異な建築物が多い。この火の山展望台もその一つだ。








それにしても椅子のデザインがとても古い・・

グレー(手前・固定)と白色(奥・回転する)の隙間にはゴムパッキン(黒帯)が配置されている。動作速度は1回転/毎時なのでディナーを食べながら関門の風景360度楽しめる。
営業時間外なので動作していないのがとても残念だ。
昭和にはたくさんあったが、現在は回転展望台、しかもレストランはほぼないだろう。
いつ営業が終了するかもしれないので、早く訪れておくべきだろう。
#下関市 #これはすごい #特殊建築 #芸術
(2016/12)