全国裏探訪取材班は、かつてその残忍さから検察より「鬼畜の所業」と言わせしめた「北九州監禁殺人事件」の舞台である福岡県北九州市のとある街に来ている。残忍な事件が世に出た際に、マスメディアに比較、検証案件として取り上げられるこの事件の環境は一体どんなものだったのだろうか。当然この事件被告人は有罪死刑に処されている。
場所は北九州市小倉北区である。この事件の主なポイントは一言で言うと残忍性ではあるものの、特異な点としては拷問と虐待によってマインドコントロール下に置き、相互不信を作り自分の手を汚さず、7人もの死亡者が発生したことだろう。
関係性が少し難しいので、この図が参考になるだろう。この事件に関わったのは少なくとも9人、うち死亡者7人、負傷者2人。あまりの残虐性から報道規制が当時かけられるほどだった。この事件の主犯「松永太」は昔から目立ちたがり屋で、疑心・嫉妬心が強く虚言癖があったらしい。そのため、松永死刑囚はこの事件以外にも様々な交際関係から異常さが目立っていた。
事件現場は小倉北区片野にある。小倉からモノレールで4駅程度のところにある。当時の環境や街の治安状況などは時間が経ち過ぎてしまいわからないが、今こうして訪問するだけでもこの街が若干貧民層が住んでいる雰囲気みたいなものが見えてくる。百聞は一見にしかずである。
駅付近は割と賑わっているのだが、通りを一つ外れると昼間なのになぜか寂しい雰囲気に包まれている。
近くには「北九州メディアドーム」などが存在し、綺羅びやかな場所ではあるものの、裏はこのようなマンション群で、ドライな印象を受ける。あ、そういや組長が死刑判決を受けた特定危険指定暴力団工藤会の工藤会館跡はこの辺だっけ。それでは、事件現場周辺を探索してみる。
「ラーメン・チャンポン とんこ」「からあげ専門店 いちの鳥」
なるほど・・・近年開始コストの安さから持ち帰りができる、またこのコロナ禍が後押ししてこの手の出店が増えている。恐らく値段はお察しの通りだとおもわれ・・・
撮影時間は午前中だが、県道沿いの店もシャッター街となっていて、人もほぼいない。やはり田舎の主要都市でさえも高齢化と過疎化の影響は少なくはない。
事件のあった建物は画面の中心にある。この画角から見ると急に昭和と平成の混在した雰囲気が出てくる。では近づいてみることにする。
「カーバンク乗ったままOK! ファインズ」「カード リボ 分割 お金 ホームダイレクト」「新車が半額で乗れる ONIX北九州」
問題はこの看板が出ている意味である。裏探訪の熱心な読者ならお気づきだろうが、わざわざ需要がなさそうなところにこんな看板は設置しないわけで・・・ご利用は計画的に。
逆に読者に問うが、あなたの街にこの「暴力追放加盟店」のプレートを見かけるだろうか?大企業の玄関にこのプレートがあるだろうか?・・・つまりそういうことである。
これが当時「メイン芳華」と呼ばれていた監禁殺人事件の現場であり、現在は「ロイヤルプラザ3」である。1984年に建立したファミリータイプの5階建てマンションである。やはりバブル前ということもあり、割と建築物としては豪華で贅沢な造りをしている。
では次回この周辺を徹底調査する。
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(2021)