全国裏探訪取材班は、京都の最大の部落地区「崇仁地区」を探訪してきた。最後の今回はここの部落の成り立ちに深く関与してきた、皮革産業の痕跡を見て行こうと思う。お付き合い願いたい。
「靴のマウンテン」
取材班はフェンスの迷路から国道24号線まで出てきた。この国道沿いには、やはりこの町を象徴する靴屋や鞄屋が目立つ。皮革製品の卸特価の大バーゲンだな。
「靴・カバン ハタダ」
取り壊すのか改装なのかわ分からない。
「SHOES SHOP MASUI」
こちらの店は、京都市の南部伏見区に移転した。こうしてこの地から霧散してゆき本当の意味での“同和”が実現するのかも知れん。
近くの店もこの通り、シャッターがしまる。どれどれ・・
こっちは総菜屋か。
「BON HISHIDA」
これは靴屋だな。
「靴附属品材料卸 奥村商店」
当然靴など皮革産業が盛んなので、その他付帯する店も多かった。この店は接着剤とかそういったオプション品を卸していたそうなので、まだこの地で皮革から成型、加工、組み立てして商品にしていた時代からあったと思われる。こうした商店が見られるのも再開発によってあともう少しだけだ。
河原町七条の交差点には洋館風の木造建築もある。テラコッタの意匠がとても象徴的だな。おそらく戦前からあると思われる。この崇仁をずっと見続けてきたに違いない。
一階部分は事務所のようなテナントが入っていそうだが、どこもやってなさげ。
横断歩道を挟んだ北側には折り鶴サロンというところがある。平和・・はいそうですか。
「公益財団法人 全国市街地再開発協会正会員 京都駅東地区市街地再開発準備組合」
「やめようよ 悪口言うの 自分から 崇仁小・児童作品 崇仁児童館運営委員会」
「京都市立崇仁小学校」
1873年(明治6年)に開校した。これは日本の学制(学校制度)が運用され始めた年だ。当時の明治政府が個々の地域を差別していなかった証明ともいえようか。しかし2009年(平成21年)に136年の歴史に終止符を打った。次世代はまた京都市立芸術大学として新しい学び舎がここに立ち並ぶという。
「うるおい館」
高瀬川ほとりにはうるおい館というハコモノもある。
朝鮮出身の住人も多い為か、案内板には朝鮮語も書かれているな。
平和・共存・同和。そんなテーマだろうか。まぁこういう地域のハコモノによくあるパターン。
「かどや」
崇仁地区のメインストリートと塩小路通が交差するポイントにはド渋い商店もあるな。
こういった商店を見れるのも崇仁ゆえか。ワイヤーだけになった庇の奥に改善住宅が見える。
店内は足の踏み場もないズタボロ感。ここも時間の問題だ。再開発が早いかここのマスターが早いか。
そのかどやの対象にはこれまた、これぞ崇仁!と言う店がある。
「Leather Wear」「レザーウェアー サワイ」「レザーファッション サワイ」「皮ジャンバー サワイ」「皮専門店」「卸 レザーショップ 小売 サワイ TEL371-6243」「皮」
“革”ではなく“皮”という表現も何というか今風じゃない感じだな。いかにも生産地と言いう感じが醸し出されている。
どこを見ても“皮”!“皮”!すごいなw
「皮ジャンバー コバヤシ」
サワイの前にあるコバヤシ。屋号は違うが、建物や看板の感じがどこか似てるな。
塩小路通には“皮ジャンバー”と書かれた看板が門構えのように存在する。京都駅から徒歩5分ほど。関西有数の被差別部落、「崇仁地区」が再開発されて“同和”される前に、ぜひ見て起きたいスポットだ。
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(2018)