全国裏探訪取材班は、名古屋人の聖地「熱田神宮」隣の「神宮小路」とかある界隈に来ているんですが、ここのズタボロ飲み屋街は実は“性地”だったのかもしれない。それくらい怪しい物件が立ち並ぶ。
「ファッションマッサー にゅーよーく」
「ふぁっしょんラウンジ にゅーよーく」
その代表格がこちら。にゅーよーくとか言う完全にソッチ系のヘルス店か。ヘルスと言うのがいかにも名古屋らしい。しかも神宮前商店街面しても居るし。まぁ入口は大通りから少し入った所なんでその辺は配慮してるんでしょうね。
「十八才未満の方はお客さんとして 立入りをお断りします。」「同業者の入店固くお断り！ 引抜き行為発覚の場合 責任持てず」
同業者の入店がダメなのは分かるのだが、引き抜き行為の場合責任持てず。とは一体どういう意味なのだろうが。まさかヤクザでも使ってスカウトにお仕置きでもするんですかね。自らの手で復習しないから“責任持てず”なんですかね。
で、この在籍嬢に関してなのだが実はこの部分に関してもは、前回中村遊廓の時に同行していただいた名古屋のK氏にお話を聞いた。
「女子スタッフ募集中」
K氏曰くこの店の在籍嬢の年齢層は基本30歳からと高めだという。30以上で何が女子なんだよｗとてもではないが引き抜きなんかされるレベルじゃないらしいｗ
さて、残る路地へと入っていきましょうかね。さて期待できそうな狭い路地ですよ。
斜めに取り付けられたドアいかにも怪しいスナックのような様相だ。しかもドアには決まってこの札が。
「十八才未満の方 入店お断りします」
神宮小路もそうですけどここなんかもヘルスがあったり、怪しいスナックがあったりもしかしたら、ここは戦後青線か何かだったんですかね。
路地の中はクランク状になっており、路地の外側から内側の模様が全て見られないように気を使っているんでしょうかね。たしかにどの遊廓や赤線など怪しいスポットではも道が細くなってたり、道が変形していたりするしな。それにしてもこの物件のデザイン｜)(｜素晴らしいセンスだな。
それにしても、ズタボロなバラック風の建築が並ぶのだが、生活音が無くシンとしていた。ここはもしかしたら壊滅まで時間の問題なのかもしれんな。
「居酒屋 山楽」
いかにも戦後ドサクサ臭満点のズタボロ建築だ。1階では商いしていたような形跡もある。雰囲気からしてやはり青線のような佇まいだな。
目の前には三種の神器も置かれる熱田神宮があり戦前までは、伊勢神宮と合わせ参拝客もかなり多かったという。もしかしたら、この一角も参拝終わりの“精進落とし”としの盛り場として機能していたんでしょうかね。
神宮小路の前には、旧遊郭や赤線青線には標準装備と言っても過言ではない交番もあったり。
この「神宮小路」界隈はそんなに広い縄張りではないのだが、意外とアクセスのよいターミナル駅チカなんで再開発をされるとひとたまりも無いだろう。早めの探訪を。
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（2020）