全国裏探訪取材班は、引き続き川越の「喜多院裏」の乙種料理店を見て行きますよ。あ、でもその前にお腹すいてんでご飯を食べようと思ったらそこも元乙種料理店でした。ってことで続きをどうぞ。
この喜多院裏にはこんな看板があったり。やっぱり当然遊ぶスポットには金貸しは必須なんですかね。当時物ではないと思うが。まぁ昔からかわらないよね。
「事件・事故は一一〇番 防犯連絡所」
こういった地区なんで金貸しの看板もあれば、防犯の看板もありますよね。熱心な読者ならわかると思うが総じて怪しい地区には防犯看板が多い。
歩行者専用の看板もこの通り。ズタボロです。もう年季が入りすぎて何が何か分からない。これ公安委員会が許可してるんですかね。
おっとここなんかもそうじゃないですかね。関東圏の遊廓地帯にしては結構残っているイメージだ。
数軒おきにこのような陰気臭い物件があったりと、民家に改装して偽装しても取材班の目はごまかせませんよ。
後思うんですけど、住んでる人間の民度が低い気がするんですよね。気のせいだろうか。
このように彼方此方ズタボロなんですよ。皮肉なことで、一般民家の方がなんかちょっとアレで、かつて乙種料理店こと妓楼の方が、行政から保護を受けていたりしてちゃんと綺麗な状態なんですよね。
ここも、妓楼だな。前に松が置かれているし。満たす要素は充分だ。どうやらこちらもレストランとして営業しているようだ。
「和洋お食事処 栄」
取材班は少しお腹もすいたのでここで、この乙種料理店で少し料理でも召し上げましょうか。
中に入ると、右にカウンター左に座敷が2間あり個人経営の料理屋と言った感じか。見ての通り整然とされて居るわけではない。まぁ汚い方か。
奥には2階へ続くと思しき階段があったり。なるほど。ここから2階へと遊びに行っていたわけですか。
取材班はお昼のランチを注文。これでマズかったら目も当てられないのだが、味は悪くなかった。看板メニューは帆立て貝のコキーユだという。まぁグラタンみたいなもんだ。
「都市景観重要建築物」
やはり、川越市が指定した重要建築物のようだ。1924年(大正13年)に建てられたものだという。なるほど、昔は乙種料理店今は料理店と言うわけか。
二階の手摺の2色のすりガラス。金銀という事だろうか。かなりめでたい感じがしますよね。鬼瓦だってこんな感じ。
「家買ます」
そうは言っても最近は、川越の都市としてのブランドイメージもいいし、ギリギリ通勤もできりる東京都心までのアクセスの良さから、宅地需要もあるんですかね。まぁ買取となれば、元遊郭なんで安いとか何とか言われて買い叩かれえるんでしょうが。阿漕だな。
まだまだ、喜多院裏の紹介は続きますよ。最後までどうぞ。
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(2020)