全国裏探訪取材班は、中国の主要都市「武漢」の街を徘徊している。まぁ徘徊と言っても超巨大な街なんで、なかなかすべてをお伝えできるわけではないのだが、どっかの日本のマスゴミのように嘘をつくことなく、裏探訪取材班が感じた正直な武漢のイメージを読者にお伝えできれば。と思っている。今回も街中を見て行こう。
こちらはクロックスの偽物や、靴下が売っている露天商。聞いたところ靴は200元(450円)くらいだった。日本だったら同じクロックスの偽物は1000円くらいだろうか。
かつて20年くらい前までは日本の物価の1/10くらいのイメージだったが、急速な発展で元高になっており、円との差が縮まっている。どっちかと言うと、日本が旧態に甘んじ成長せず、円が暴落しているとも言えるだろうが。
大体武漢のアパートと言えばこんな感じだ。
1階に店っぽいものがあって2階から上は住居と言った感じだ。
まぁ住居って言ってもこんな感じ。基本鉄格子に覆われ部外者の侵入を防いでいる感じなのか。これだったら、夏場窓が開けっぱなしでも外出できるし、効率的と言えば効率的。
日本人から見れば牢獄のような感覚は避けられない。窓からは、長い洗濯竿のようなものが伸びており、その竿に洗濯物を干すといった感じで、基本的にベランダはない。
「中奇万松欧式花园」
少し高級な感じになると門がしっかりあったりもする。ここは欧式花园なにでヨーロッパ庭園風と言う事だろうか。
中国と言う国は、国民(ここでは選挙権のない為、人民と呼ぶ)による土地に対する所有権という物がなく、すべて政府が所有していう為そのような考え方もない。
基本的に人民が物件を購入するというのは、所有権という物を購入しているのではなく、建物とその土地を70年間使用する権利のようなものを購入している。言わば借地権のようなものだ。
なのでひとたび政府が「公共の利益」として立ち退きの命令をするとそれに従う必要がある。まぁ国家総動員法みたいなもんで政府の意向が絶対なわけだ。なのでそういった場合は15日以内に立ち退かなくてはならない。
酷い話に聞こえるかもしれないが、これが共産主義であり、それが“中共”こと中国共産党そのものというわけだ。
ある日、政府共産党が個々に高速道路や高速鉄道を作りたいな。と考えれば勝手に地図に線を引き、それと同時に人民には立ち退き命令が出されすぐに建設が始まる。後進国だった中国がこのような半ば強引なやり方で国を発展させている。それにしてもこの柱の数(!)やばいな。
更に、この国家による意思決定の速さのスピード感は意外と最新テクノロジーとの相性が良く、レンタルサイクルも電動だし、貸し出しの代金も完全キャッシュレス。
自販機も現金の挿入口は無く、全てQRコード決済で完全キャッシュレスだ。ただ、中共からすれば裏の目的もあって、中国でキャッシュレス化が進行したのも国民の金の流れを監視するためだったり。表向き便利さを提供しながらも裏の目的を果たす・・なかなかしたたかなやり方だ。日本なら現金を扱う業界の顔色を見ながら政府がキャッシュレス化を推進しているので、なかなかこうも行かないのが現状だ。
今回は武漢の生活エリアをざっと見たので次回は、百貨店とか公園とかあるエリアを見て行きましょうかね。
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(2019)