全国裏探訪取材班は、日本で一番おかしな場所にあるペンションと言っても過言ではない「木の根ペンション」を探訪しいる。このペンションは、元は空港建設反対同盟、熱田派のアジトとして長年使われていた物件だという。そんな裏の歴史のある物件は取材班の大好物だったりするので、ここに宿泊すべく訪問してみる事にした。
「木の根ペンション」
物件自体の発足は40年程前にさかのぼる。その時は平屋建ての「木の根団結小屋」だったが、1978年(昭和53年)「新東京国際空港の安全確保に関する緊急措置法」いわゆる「成田新法」という法律が施行。周囲の建築物や工作物が使用禁止となり、当然数々の団結小屋やアジトも強制撤去や、自主的な解体を余儀なくされることになる。
そんな他の団結小屋の消滅を横目に、法律の網の目をかいくぐるための措置として、1989年(平成元年)に木の根団結小屋から木の根ペンションに変更。さらに物件を2階に改築した。
取材班場物件に宿泊できるか交渉するため、建物内を覗くが誰も居ない様子だ。前情報だと、成田空港まで徒歩0分、宿泊料金1泊1000円ととんでもない激安宿泊施設だと言う事で期待していたのだが・・
ただ、物件内をもっと覗き見てみると。TEL代、TEA代、COFFEE代と共に“宿泊代”との文字が確認できた。やはり今でも宿泊施設として機能はしているようである。
そしてよく調べてみると、ここへの宿泊に関しては電話番号や予約サイトがあるわけではなく、Facebookの公式木の根ペンションのページから管理者へFBメッセンジャーで予約のコンタクトを取らなくてはないという。見かけは古そうなペンションだが、やり方は今風なんですね・・
木の根ペンションの敷地の中にはプールなどもあり、意外と軽井沢にある高級ペンション並みの装備だったりするんですよね。まぁ時期が少しずれていたので、プール内は藻だらけだたんですけどね。
で、この木の根ペンション。実は宿泊という性格だけではなく、夏場には中堅アーティストを呼び音楽フェスをやっていたり以外と活発に活動してたりするんですよね。
空港のど真ん中でエンジン音の爆音の中、音楽フェスって意外とセンスいいよな。音楽や芸術アーティストとかって意外と左巻きだったりするから、こういう反体制のシンボリックな施設って案外ウケけるのかもしれんな。
ただ、ひとたび敷地外へ越境しようとしても、鉄壁、フェンス、有刺鉄線の3段構えで侵入できないように防備をされて居るので、調子に乗って越境しようとしてもすぐに警備員や警察が飛んでくる。実際取材班が居ただけで、金網の向こうから声を何回もかけられた。ま、時間の無駄なのですべて無視しましたが。
こんな感じで木の根ペンションに関しては宿泊が叶わなかったので、次のスポットに取材班は向かう事に・・
次回もどんどん三里塚闘争の遺構をお伝えするのでお楽しみください。
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(2019)