全国裏探訪取材班は、全国どこでも神出鬼没で出現するわけだが、今回の目的地は宮崎県第二都市の「延岡市」に来ているわけだ。第二都市なのでさぞや大きな都市かと思ったら、宮関県自体が民放2chしかない九州最底辺県だったり、鉄道旅客輸送量最低。その割に一人当たりのパチンコ台数が日本一だったり、結構アレな県なんですよね。その2番手なんで言わずもがな、お察しに通りだ。
「祇園町」
そんな、厳しめな都市なわけだが、きっちり昔から存在するのが、遊里。どんな場所でもそれなりに人が集まればこれが形成されるのは、全世界古今東西当たり前のことなわけで。
そんな基本的な原則にのっとり、取材班がやってきたのは、宮崎県延岡市祇園町とか紺屋町っていうところ。
延岡市の市街地は、延岡駅前の幸町とか栄町。もう一つは五ヶ瀬川と大瀬川の合流部にある中町南町とか船倉町、中之島のエリアだ。
「銀天会館」
で、今回取材班が訪れた紺屋町というのは、その2つの市街地のちょうど真ん中あたりにある。かつての呼び名は「延岡町岡富遊郭」と言っていたようだ。
「協同組合 祇園町銀天街事務所」
早速紺屋町の風景を見ていきましょうかね。基本的なメインロードはこの南北に延びる道が一本だけだと推察される。その通りにはラブホテルやスナックが立ち並ぶ。
かつては食事処だったと思われる3街建ての物件。通りの初めくらいにあるので、まぁ腹ごしらえ用だろうな。
コンクリートが剥がれまくった物件は怪しいスナックがその名も・・
「SNACK 真珠」
真珠。ブルーの看板に書かれた看板。スタンダードな看板だがなかなか味わい深いな。
スナック街はまだまだ続く。そういや、この岡富遊郭があった紺屋町は鉄筋コンクリート造の物件が多い気がすんな。ソレもそのはずで、この延岡は“九州のベニス”と言われるくらい水が豊富だ。
「五ヶ瀬川」
市内には北側から、北川、友内川、五ヶ瀬川、大瀬川、沖田川、井替川。そしてそれらは東側の太平洋へ注いでいる。中洲や三角州がとても多く古くから水害気を使っているという。水に流されないように鉄筋コンクリート造が多いのも頷ける。
しかも、川沿いの欄干には、イザ水害による有事に備え、堤防を少しでも嵩上げ出来るようにするため、家にある畳を差し込めるようになっている。少しでも水の侵入と、その勢いを下げるための工夫な訳だな。
そんな九州のベニスを言われる水郷にあった、富岡遊郭跡を次回もじっくり見ていきますよ。
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(2019)