【関西の】昭和の温泉郷、大阪府「山中渓温泉」周辺の今現在は。【奥座敷】(1)

全国裏探訪取材班は、別件で和歌山へ仕事できているわけだが、せっかくなので色々見ていきたいにも関わらず、あいにく時間がない。レンタカーできているので大阪へ去り際に取材できるところがいいと思い和歌山の事情通に相談したところ、大阪と和歌山の県境に「山中渓温泉」というところがあるというので早速取材班は向かった。

和歌山側からは県道64号線で雄ノ山峠を越え現地へと向かう。細い県道なので対面が難しいところもある。

「和歌山JCT」 

雄ノ山峠は阪和自動車道が通るが、最近ここには京奈和道路と言われる京都から奈良を経由し和歌山に至る高速道路が接続した。JCT部分は谷になっており橋梁の高さは裕に100mを超える。それが上下線分岐線合わせた3本が空中で立体交差している凄い構造だな。

「↑泉南」

取材班は一路大阪方面へと向かう。元々ここは熊野古道として参勤交代でも利用されていたという。

雄ノ山峠は阪和自動車道のみならず、JR阪和線も通る。

「大阪府」

大阪府(和泉国)と和歌山県(紀州国)の県境は昔の旧令制国国境とほぼ同じだ。実はこの旧国境では公認として日本最後の仇討場としても有名だったりもする。

そうこうしていると、取材班は旧山中渓温泉と思しき地点に到着。うっかり道路を走っていると廃墟なんてあるかどうかは全く目に入ってこない。木々にカムフラージュされており完全に通過してしまうだろう。

ただよ〜く目を凝らして焦点を奥に合わしていくと、奥に廃虚が見えてくる。これはズタボロだなぁw

 

ここ山中渓はJR阪和線が通っており山中渓駅と言うのが大阪最弱の秘境駅として有名だったり。その秘境駅ができた翌年1931年(昭和6年)に山中渓温泉は開業することになる。

「旅館ほととぎす」

この旅館ほととぎすと言うのが阪和線開業当時最初に完成した旅館だ。廃虚ブログとかでは“H旅館”とか“httgs”とかと表記されている。

「ヤマナカ」

ここでほととぎす旅館の場所を簡単におさらいしよう。JR阪和線山中渓駅で下車、目の前の紀州街道を和歌山県側に歩いて3分くらい行ったところだ。歩いていくと右に不気味な廃旅館があるので一発でわかると思う。

やたらと、「きけん」とか「立入禁止」との看板が目立ち始める。事情通曰くここは“白い服の女の幽霊が出る”とかそんな噂が絶えないと言う。次回はもっと詳しく見て行こうと思う。

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(2019)