全国裏探訪取材班は、清水区の元赤線地帯「旭町」に来ている。現在はスナックの残骸やら、キャバクラの看板やらが寂しげに残っていたりする町だ。詳しいディティールまで見て行こうとしようか。
「電気ついてたら やっていますよ」
そんなことは言われなくてもわかっているのだが、御徒町とか湯島とかにあそうなAD看板がどうも悲しげ。
この物件なんかも、店名こそ今風だけど、ハコモノ自体は昭和ですよね。2階の窓なんか結構バブリーな造りだな。
今時ないですよねこんな造り。中央の時計は00時に鳴り響いていたんですかね。
「Broad-way」
「味処 花」
「PUB NIKITA ニキータ」
ニキータ。ロシア系の何かかな。あ、そういや昔アニータとか言う南米のへんな女も居たよね。あと、全く関係ないだろうけど、この看板に下に書かれているのが、「清酒 静ごころ」っていうのも笑う所ですよ。ミスマッチすぎw
「うちみ・ねんざ 筋肉痛に パテックス アサヒ薬局」
ここで、歓楽街お決まりの薬局の登場。その名もアサヒ薬局。そのまんまだな。ここで、小さい岡本さんの自販機とかおいてあればなお◎なんですけどね。
「清水区 相生町 7」
一応旭町の隣に国道149号線を挟み込むように、相生町という街があるのだが実質、旭町エリアと言う事でいいと思う。
「呑み処・食事処 円満亭」
メインストリートの裏手には、このような食堂もあったり。陸へ上がった男たちの食欲を見たし、次は・・・となるわけか。さっきの薬局と言い、わかりやすいう構図だな。
「ニュートーキョウ 美容室」
で男の行動パターンはある程度読めたのだが、男の次は女。そう女は女で身支度が必要ですもんね。トーキョー風のハイカラなしつらえで男を出迎えるんでしょうかね。まさに裏通り、ここらいらの店が無いと赤線営業も成立しないわけか。
地元民曰く、夜になるとここらのスナック街も本領を発揮するらしく、それなりに営業している所も多いという。ただ客層は若い外国人が多いという。おそらく遠洋の乗組員らしい。
「ニュー パパ& ママ」
取材班はゆっくりと足を進めているのだが、パッと右上を見るとこんなレトロな家屋なんかもあったりなかったりする。トタンのサビ具合、最高っすね。
「スナック まこのみせ 2F.」「とも 十萌」
それぞれママの名前だろうか。淫靡な雰囲気は日中の直射日光によって暫し和らぐが、夜になると怪しさが増す。
「大内寿司」
元赤線の中心地に燦然と輝く3階建ての豪華な寿司屋。
お品書きなんかも、当時から変わってないんじゃないですかね。
スナックのままだろうか。最低限の買い物袋を持ち、とある開店前の店に消えて行った。のが印象的だった。
次回、まだまだ旭町は続きますよ。
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(2019)