全国裏探訪取材班は、まるで“一楽旅館部屋探訪”のように部屋を全て見ているのだが、前回は桃の間まで見てきたので、今回その続きを見ていく。
「ばらの間」
こちらは2階のばらの間だ。この一楽旅館の特徴は外側に先ず飾り扉があり、廊下と占有部分の間を取っている部屋が多い。
その扉を開けると、各部屋のモチーフの絵柄がある。なるほど、これがばらなのか。。桜とか松ならよくわかったが、、
ばらの間に入る。お、こっは布団が引かれていないぞ。座布団、机とノーマル仕様。
だと思ったが、部屋に入って左を向くとそこにはベッド!?が。これは今までと違うな。和室なのにベッドだ。これはハイカラな作りだな。ただこのサイズだと現代の日本人や欧米人は足を伸ばして寝れないw
しっかりとした宮棚まで存在している。元遊郭として純日本建築なのかと思ったが実は意外と和洋折衷してるんだな。驚いた。この旅館は、遊郭・赤線時代終了後は、連れ込み旅館として営業していたと言う。今の、ラブホテルの先駆けのようなものか。このベッドを見るとそんな歴史なのも頷ける。
このばらの間にもウインドクーラーが設置されている。その下には通気用の小窓。時代を感じるな。
取材班が次に入ったのは大広間。連れ込み旅館時代は結構長く続いたようなのだが、その時代もラブホテルやモータリゼーション化によるモーテルの台頭で厳しくなって行くことになる。その後は現場作業員などを受け入れる民宿なようなものに変化して行く。大広間などの大部屋があるのはそんな環境所以か。
「桐の間」
桐の間は、後年拡張された建物内にある。
後から拡張された部分なので、松の間や桜の間のように、一拍置いた踏み込み部分は無く、襖を開けるとすぐに部屋となっている。こちらはどっちかというと、遊郭。というよりは単なる安宿のような作りだ。
取材班少し部屋に入って見た。見た目はズタボロとまではいかないが年代物な様相。ただし清潔さは保たれているので、全く気にならなかった。ちなみにココが3000円台の部屋だ。激安!!
桐の間の中はこのような感じ。4畳半の部屋だな。装備も既出の通りファンヒーター、ウインドクーラーと空調も問題ない。
窓際からは、外の風景が見られる。やはり拡張部分に関しては、角に面した母屋のより建具などの物が少し年代が新しい。
色々写真を掲載したかったので、かなり多くにページ数を割いてしまったレポだがいよいよ次は最終回。最後までご覧ください。
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(2019)